ライコネンがメルボルンを支配!
オーストラリアGP - 決勝

2007年F1世界選手権開幕戦のオーストラリアGPを制したのは、フェラーリでの初陣に臨んだキミ・ライコネンだった。フィンランド出身のライコネンはポールポジションからスタートを切り、その後は1度もポジションを脅かされることなくトップでフィニッシュ。第1スティントを終えた時点で2位以下に対して15秒もの大差をつけたことで、余裕をもってレースをコントロールしたライコネンだった。
「マシンは常にパーフェクトだったから、単にゴールまでマシンを運ぶだけで良かったよ」と語ったライコネン。さらに
「マシンはとても力強いパフォーマンスだった。チームは僕のレースを楽なものにしてくれたよ。とても楽しかったし、この調子でいきたいね」と付け加え、喜びを表現した。
一方、4番グリッドから素晴らしいスタートを決めたのがルーキーのルイス・ハミルトン(マクラーレン)。さらにスタート直後の1コーナーで一気にチームメイトのフェルナンド・アロンソをかわすことに成功した。
しかしアロンソは2冠王者の実力をいかんなく発揮し、重要な局面で速いラップタイムをまとめてみせた。結果的にこれが功を奏し、ピットストップ戦略でハミルトンを上回り、2位表彰台を得ている。ハミルトンはデビュー戦で3位表彰台に上がり、大きな注目を浴びた。
4位入賞を果たしたのは予選3番手だったニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)。完ぺきに近いスタートを決め、第1スティントではライコネンの後ろとなる2番手を走行したものの、マクラーレン勢に先を行かれてしまった。
5位に入ったのはルノーのジャンカルロ・フィジケラ。アロンソ離脱後のチームでエースドライバーを務めるフィジケラは、苦しみながらも4ポイントを獲得した。
チームメイトが勝利を挙げたものの、苦しんだのがフェリペ・マッサ(フェラーリ)だ。予選ではギアボックストラブルに見舞われてしまい、レースは最後尾の22番グリッドからスタートすることを余儀なくされた。しかし1ストップ作戦で追い上げたマッサは、結果的に6位までポジションを上げ、チェッカーフラッグを受けている。
7位でレースを終えたのはF1参戦2年目のニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)。12番グリッドからスタートし、着実にポジションをアップしてポイント獲得を達成した。
2006年に3位表彰台に立ったトヨタのラルフ・シューマッハは、なんとか8位1ポイントを獲得。チームメイトのヤルノ・トゥルーリは9位フィニッシュ。ポイント獲得まであと一歩だった。
Honda Racing F1のルーベンス・バリチェロは11位、ジェンソン・バトンは15位でフィニッシュ。バリチェロはポジションをいくつか上げたものの、ポイント獲得には結びつかなかった。
チーム初となるQ3進出を達成し、レースにも期待が高まったSUPER AGURIの佐藤琢磨だが、結果は12位。11番グリッドからスタートを切ったチームメイトのアンソニー・デビッドソンは、16位でレースを終えている。