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フェラーリの新車がついに発表!
F60の詳細と技術仕様書
12/01/09 17:29


Photo F1-Live.com

Zoom
フロントウイングステーやミラーの
マウント方法が目を引くF60

2008年コンストラクターズチャンピオンシップを制したスクーデリア・フェラーリ・マールボロは12日(月)、2009年を戦うニューマシンをメディアに公開した。

新しいマシンはこれまでの慣例にならって“F2009”という名称が与えられるとうわさされていたが、その予想が実現に至ることはなかった。新しいマシンは“F60”というバッジネームを与えられている。フェラーリはF1世界選手権が発足した1950年から活動をスタートしており、今年はF1活動60周年。マシン名はそこから採用されている。

“660”というコードネームで呼ばれているこのニューマシンは、2009年のレギュレーションに沿って開発された。

空力面ではFIAのオーバーテイク・ワーキング・グループが研究を重ねて生み出したレギュレーションに対応したものとなっており、レース中のオーバーテイク増加が期待されている。

フロントウイングはどのチームもほぼ同じデザインとなっており、2008年のものと比べると幅が広げられている。

ボディワークに関しては、ここ数年のトレンドであった細かな整流パーツやフィン、小さなウイングなどの仕様が基本的には禁止された。さらにリアウイングは2008年のものより全幅がサイズダウンされ、より高い位置にマウントされている。またリアのディフューザーはより後方に引き伸ばされた。

マシン後部のボディワークとディフューザーの後方引き延ばしにより、マシン特性は大きく変化することとなった。リアウイングが高い位置にマウントされ、ディフューザーが後方に延ばされたために、マシン上やフロア下を通過してきた空気は空中に放出されることとなる。

空力レギュレーションの大幅変更により、サスペンションをはじめとするマシンのレイアウトは再設計を余儀なくされた。同時に重量配分も変更されている。

またマシンデザインは新しく導入される2つのレギュレーション変更によっても変更が求められた。その2つとはKERS(運動エネルギー回収システム)とスリックタイヤの導入だ。

F60に搭載されるKERSはマネッティ・マレリ社によってデザインされたものであり、シャシーのリアエンド底部に設置される。スリックタイヤ導入も前述のオーバーテイク・ワーキング・グループの判断によって復活した形となるが、さらにフロントウイングのフラップをドライバーがコクピットから操作し、ダウンフォース量を調整することができるシステムも許可された。これらをコントロールするソフトウェアは、マラネロの本拠地で開発された。

トランスミッションも空力効率の見直しによってデザインが変更されているが、ケーシングはこれまで同様カーボンファイバー製のものが採用されている。

ブレーキシステムはブレンボ社が新しくデザインしたものが採用された。エンジンに関してはレギュレーションの変更により年間17戦でわずか8基を使用することになるため、エンジン開発凍結ルールの範囲内でカスタマイズされている。

エンジンの回転数制限はこれまでよりも厳しくなり、2009年からは毎分1万8,000回転に引き下げられる。さらに1基がカバーしなくてはならないマイレージも2,500kmに増加した。そのためトランペットやインジェクター、エキゾーストの見直しが行われている。

F60が発表されたから95分後にティーポ056V8エンジンに火が入れられ、チームはニューマシンのシェイクダウンを実施。チームはロングランを実施する予定だ。

【F60技術仕様書】

シャシー

カーボンファイバー・ハニカムコンポジット構造

フェラーリ製LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)

電子制御セミオートマチック
コントロールド・ギアボックス - クイックシフト

ギア数: 7速+リバース

ブレンボ製ベンチレーテッド・カーボンファイバーディスクブレーキ

サスペンション: 独立プッシュロッド/トーションスプリング(フロントおよびリア)

冷却水、オイル、ドライバーを含んだ重量: 605kg

BBS製ホイール(フロントおよびリア): 13インチ

フェラーリとマネッティ・マレリ社の共同開発によるKERS(運動エネルギー回収システム)

エンジン

タイプ: 056

気筒数: 8

シリンダーブロック:アルミ鋳造製Vアングル90°

バルブ数: 32

ニューマティック・ディストリビューション

総排気量: 2398cm3(立方センチメートル)

ピストンボア: 98mm

重量: 95kg以上

マネッティ・マレリ製デジタルエレクトロニックインジェクション

マネッティ・マレリ製デジタルエレクトロニックイグニッション

燃料: シェルVパワーULG66/2

潤滑油: シェル

Earl ALEXANDER
© CAPSIS International
Kay Tanaka
RACING-LIVE Japan


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