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マッサが勝利も、5位のハミルトンがチャンピオンに輝く!
ブラジルGP - 決勝
03/11/08 04:18


Photo F1-Live.com

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目に涙を浮かべたマッサ
来年再びタイトルに挑戦してくれるだろう

3日(月)日本時間2時(現地時間2日15時)から、2008年F1世界選手権第18戦ブラジルGP決勝レース(周回数:71周)が、インテルラゴス・サーキットで行われた。

レーススタート直前のコンディションは曇り、気温30℃、路面温度35℃、湿度48%。ブリヂストンはブラジルGPにミディアムコンパウンド(ハードタイヤ)とソフトコンパウンド(ソフトタイヤ)を持ち込んだ。

レースは曇り空の下、ドライコンディションで開始されるかと思われたが、レーススタート5分前に強い雨が降り出した。これによりレーススタートは10分ディレイされ、現地時間15時10分からスタートすることに決定。すぐに雨は止んだものの、上空には雨雲と青空が共存しており、いつ再び雨が降り出してもおかしくない状況となった。

これにより、気温は27℃、路面温度は28℃まで下がった。スタート5分前にセーフティカーがコースチェックに出たが、セクター1の路面は濡れているものの、セクター2序盤はほぼドライ。しかしセクター2中盤は再び水量が多くなっている状況だ。こうなるとタイヤチョイスが難しくなりそうだ。

フォーメーションラップが開始となり、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)やフェリペ・マッサ(フェラーリ)をはじめ、多くのマシンがスタンダードウエットタイヤ(インターミディエイトタイヤ)を装着してスタートした。

一方、13番グリッドのロバート・クビサ(BMWザウバー)はピットに入り、ドライタイヤに履き替えるギャンブルを行った。

シグナルオールレッドになり、ブラックアウト! 各車まずまずのスタートを切り、上位勢はポジションをキープ。しかし後方ではニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)がデビッド・クルサード(レッドブル)に追突し、クルサードはターン1直後でスピン。最終戦はオープニングラップでのリタイアとなった。ピケJr.もリアエンドを破損し、グラベルでマシンを止めた。中嶋一貴(ウィリアムズ)はなんとかクルサードを避けようとしたが接触してスピン。それでも再び走行を続けた。

これによりレース2周目からセーフティカーが導入。その間にジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)がピットに入り、ドライタイヤに交換した。

レースは5周目にリスタート! オーダーはトップがマッサ、2番手ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、3番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、4番手ハミルトン、5番手セバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)、6番手フェルナンド・アロンソ(ルノー)、7番手ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)、8番手セバスチャン・ボーデ(トロ・ロッソ)。


Photo F1-Live.com

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史上最年少チャンピオンに輝いたハミルトン

8周目にロズベルグとジェンソン・バトン(Honda Racing F1)がピットに飛び込み、ドライのハードタイヤに変更した。それでもすでにドライタイヤを履いているクビサとフィジケラのタイムを見る限り、この時点ではスタンダードウエットに分があるとみられる。

しかしボーデ、ティモ・グロック(トヨタ)、中嶋、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)もピットに入り、ドライタイヤに変更。中嶋はフロントウイングのフラップを大きく変更した。さらにアロンソ、ベッテル、マーク・ウェバー(レッドブル)、ルーベンス・バリチェロ(Honda Racing F1)もドライに変更した。

するとドライタイヤを履いているフィジケラが9周目にセクター2で最速タイムをマーク。これをみてマクラーレンとフェラーリのピットクルーも準備を行い、マッサとコバライネンがドライタイヤにスイッチ。ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)もタイヤを変えたが、ハミルトンはコース上にとどまった。またクビサがチームメイトに続いてピットに入った。

マッサは4番手でコースに戻った。さらにトゥルーリ、ライコネン、ハミルトンがピットに入り、マッサが再び先頭に。ハミルトンは7番手でコースに戻ったが、その後のターン2でスピンしたトゥルーリを抜いて6番手に浮上した。

レースは14周目。この時点でのオーダーは首位マッサ、2番手ベッテル、3番手アロンソ、4番手ライコネン、5番手フィジケラ、6番手ハミルトン、7番手グロック、8番手ボーデ。マッサが1分16秒888というファステストラップをたたき出した。一方、ハミルトンのラップタイムは1分17秒774だ。

さらにファステストラップを重ねたマッサは、20周目に1分14秒772というファステストをマーク。しかし2番手ベッテルもほぼ同じタイムで周回を重ね、両者のギャップはわずか1秒だ。一方、ハミルトンはフィジケラをターン1でオーバーテイクし、5番手に浮上した。また4番手のライコネンはマッサよりも0.5秒以上遅いラップタイムで周回を重ねた。

28周目にベッテルがピットイン。36周目にマッサがファステストラップとなる1分13秒736をマークし、38周目にピットストップを行った。これで首位に立ったのはアロンソ。2番手ライコネン、3番手ハミルトン、4番手マッサ、5番手ベッテル、6番手コバライネン、7番手トゥルーリ、8番手ハイドフェルドというオーダーになった。

40周目にアロンソが、41周目にハミルトンがそれぞれピットイン。アロンソは4番手、ハミルトンは6番手でコースに復帰した。

51周目時点でのオーダーはトップがマッサ、2番手ベッテル、3番手アロンソ、4番手ライコネン、5番手ハミルトン、6番手コバライネン、7番手グロック、8番手トゥルーリ。しかしベッテルは52周目に最後のピットストップを実施し、5番手でコースに戻った。これでハミルトンが4番手に浮上した。


Photo F1-Live.com

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引退レースのクルサードは1周目にリタイア

レースは大きな動きがなく進んだが、残り7周で雨がポツポツと落ちはじめた。これを確認した中嶋やHonda Racing F1勢、ハイドフェルドやフィジケラがピットに入り、スタンダードウエットタイヤに交換した。さらにアロンソ、ライコネン、ウェバー、ハミルトン、ベッテルもピットに入ったが、マッサはコース上にステイアウト。レース残りは5周だ。

マッサは残り4周という時点でピットに入り、ウエットタイヤを装着。コースには首位で戻った。一方グロックはコース上にとどまったため4番手浮上。これでハミルトンは5番手に落ちた。

そして残り2周でドラマが! ハミルトンが最終コーナーでミスし、ベッテルにオーバーテイクされたのだ! これでハミルトンは6番手に落ちたため、ハミルトンがタイトルを獲るためには5番手に浮上しなければいけなくなる。

マッサが先頭でファイナルラップに入った。ハミルトンもファイナルラップに入ったが、ターン3でわずかにミスし、ターン4でベッテルを抜くことはできず。そして、マッサが先頭でチェッカーを受け、優勝を決めた。

一方ハミルトンはファイナルラップの最終コーナーまで6番手だったものの、ドライタイヤを履いていたグロックが失速! これでハミルトンが5番手に上がりチェッカーフラッグを受けた! よって、2008年ワールドチャンピオンに輝いたのはハミルトン! 2005年にアロンソが達成した最年少タイトル獲得記録を更新した。またハミルトンはF1史上30人目のワールドチャンピオンに輝いている。

勝利したマッサはポールポジションとファステストラップをマークし、ハットトリックを達成。それでも総獲得ポイント数は97となり、98ポイントを獲得したハミルトンに1ポイント及ばなかった。

コンストラクターズ選手権では172ポイントを獲得したフェラーリが2年連続チャンピオンになり、151ポイントのマクラーレンを抑えた。

2008年シーズンはこれにて終了。しかし全10チームはすでに2009年シーズンに向けて動き出しており、11月第3週にはスペイン・バルセロナでオフシーズン最初のグループテストが予定されている。

2009年シーズンは3月29日(日)に決勝レースが予定されているオーストラリアGPで開幕。最終戦は11月15日(日)のアブダビGPの予定だ。

Kay Tanaka
RACING-LIVE Japan


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