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日本GP決勝後の記者会見パート1
アロンソ、クビサ、ライコネンが出席
13/10/08 00:15


Photo F1-Live.com

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予想外な結果になった日本GP

ドライバーズ選手権上位の2人が自らのミスで後退する中、富士スピードウェイで行われた2008年日本GPを制したのは、前戦シンガポールGPに続く2連勝を飾ったフェルナンド・アロンソ(ルノー)だった。

表彰台でアロンソと共に飛び跳ねたのはアロンソの5秒遅れでチェッカーを受け、プライベートでも仲のいいロバート・クビサ(BMWザウバー)。そして3位にはフロントロースタートだったキミ・ライコネン(フェラーリ)が入った。

波乱の決勝レース後に、この3人がFIA主催の公式記者会見に臨んだ。

Q: フェルナンド(アロンソ)、最高のスタートを決めて素晴らしい勝利を飾りましたね。スタートではあなたの前でさまざまな動きがありましたが、それについて話していただけますか? また、レースを決定づけた第2スティントの走りについても教えてください。

フェルナンド・アロンソ: ああ、スタートはレースの中で最もエキサイティングな部分の1つだよね。僕の前にいるドライバーたちがアグレッシブにターン1に飛び込んで行ったのが見えたよ。僕自身もフロントタイヤをロックさせ、少しばかりふくらんでしまったんだ。路面温度はあんなに低かったのに、多くのマシンがプライムタイヤ(ミディアムコンパウンド)でレースをスタートしたのは驚きだったかもしれないけど、そのせいもあって僕らはタイヤをロックさせてしまったのさ。僕は前のドライバーがコースオフしたことで利益を得て、ロバート(クビサ)のうしろにつけることができた。レース序盤は少し楽だったよ。その後第2スティントでは前に誰もいなかったから、きれいな空気を受けながら走ることができた。マシンをうまくドライブすることができ、後方にいい感じのギャップを築けたよ。勝利を決めたのは第2スティントだね。

Q: 1回目のピットストップでは燃料を軽めに積まれましたが、それがマシンのハンドリング向上に影響したようですね?

アロンソ: ああ、1回目のピットストップを行った時、僕らは2番手だった。第2スティントではきれいな空気を受けて走りたかったから、無線でチームに対してロバートの前でピットを出たいって言った。だからチームは1回目のピットストップで燃料搭載量を少なめにしなければいけなかった。そこで浮上してくる問題は、僕が第2スティントで後方にギャップを築かなければいけないってことさ。うまくいくときもあればいかないときもあるけど、今日のマシンはパーフェクトだったから、うまくいったよ。

Q: スタート直後の第1コーナーでロバートがあなたの前にいましたが、その時にあなたはタイヤをロックさせたのですか?

アロンソ: ああ、彼は少しふくらんでターン1に進入したんだ。その時、僕は前方で起きた動きを見た。みんながターン1を突っ切っていたんだ。それで僕は少しスロットルを戻し、ロバートが僕をオーバーテイクした。その後の第1スティントではロバートに大きなギャップをつけられないようにトライし、その後はレースをコントロールすることができた。最終スティントでソフトタイヤ(ソフトコンパウンド)がどういったパフォーマンスを発揮するかわからなかったから、ソフトを履くまでに可能な限りタイムを稼いで、快適に走れるようにしなければいけなかったんだ。

Q: シンガポールGPに続いて勝利したことでルノーは2006年以来の2戦連続優勝を果たしましたが、このチームにいることを現時点でどう感じていますか? 

アロンソ: 前戦に続き、この結果を信じることが難しいよ。シンガポールでは土曜の予選で残念な結果に終わった後、まったく予想できないような勝利を得た。予選ではアタックをすることができずにマシンを降りなければいけなかったわけだからね。レースでもセーフティカーやほかの要素が特別な状況を作ったよ。でも今日はそういったものはなく、僕らのマシン特性に合っているとは言えないサーキットで勝つことができた。今はこの結果を信じることができないけど、2連勝というのは素敵な気持ちさ。チームは素晴らしい仕事をやり遂げ、マシンを改善してくれたね。今の僕らはフェラーリとマクラーレンの後ろにつけていることになるだろうけど、これも信じられないよ。

Q: ロバート、スタート直後の第1コーナーはいかがでしたか?

ロバート・クビサ: 僕はいいスタートを決められなかったんだ。スタート時にクラッチを少し滑らしちゃったから、トヨタの1台、多分トゥルーリに抜かされてしまった。その後ターン1に向かってはイン側を走ろうと決めたんだ。でも、かなりブレーキを遅らせてターン1に進入したから、外側からエイペックスを狙うマシンがいたとしたら接触していたはずだ。ところが、みんなはターン1への進入でまっすぐ進んだんだ。僕はフロントタイヤをかなりロックしたんだけど、なんとかコース上にとどまることができた。ちゃんとコース上にマシンを保てたのは僕だけじゃないかな。たしかにコーナーのエイペックスを通過できなかったけど、ちゃんとコース上にとどまり、ターン1を一番に脱出することができた。でもその後はレースを引っ張ることがあまりできず、後ろのフェルナンドはギャップを保っていたね。僕はできることはすべてやったんだ。1回目のピットストップの後、彼は僕の前に出てしまった。タイヤにグレイニングを抱えていたせいで最終セクターのタイムに影響したよ。そこで僕はすごく遅かったけど、フェルナンドはかなりいいトラクションを得られていたんだ。再びグレイニングに見舞われた際、キミ(ライコネン)とは最終セクターで3、4周にわたって素晴らしいバトルができた。でもその後のタイヤはきれいになったんだ。終盤はキミに対して2秒ほどのギャップを保つことができ、そのままゴールしたんだよ。

Q: キミとのバトルについて教えてください。特にターン3についてお願いします。

クビサ: ターン3には2台のマシンが並んで通過できるスペースはないんだ。イン側を走っていた僕はスロットルを緩めなかったけど、彼(ライコネン)も緩めなかった。僕は何とかコース上にとどまろうとしたけど、コースオフしそうだったよ。こんな感じで4、5周走らなければいけないんだろうなとわかっていたんだ。グレイニングがどのぐらいだったのかははっきりわからないけど、その後は解決できた。タイヤがきれいになってからは、再びペースを上げられたよ。

Q: 予選結果を考えれば、2位という結果は素晴らしいものなのではないですか?

クビサ: ああ、今シーズン序盤から考えても、カナダGPの勝利よりもいい結果だったと思う。ここ2、3か月はあまり多くの改善ができていないのに、マクラーレンとフェラーリの前でチェッカーを受け、2位表彰台に立てたわけだ。予選でもいいペースを保てたし、素晴らしいよ。やっぱり予選は決定的な意味を持つね。マシンと共にいい結果を手にできたし、レースでも安定したペースで走ることができ、第1コーナーでは少しの運にも助けられながら2位を獲得できた。難しい状況にありながらも、チームにとって素晴らしい結果だ。みんなプッシュしているけど、僕らはいいペースを見つけることができなかった。今日の結果は残り2戦に向けていい後押しになるから、がんばるよ。

Q: キミ、スタート直後のターン1はいかがでしたか?

キミ・ライコネン: スタートではかなりいいスタートを決め、首位に立ったんだ。第1コーナーへのブレーキングを開始し、ターンインしようとしたらマクラーレンの1台がいた。そしてもう1台と共に僕に接触したから、僕には行き場がなかったんだ。曲がらずにまっすぐ行くことしかできなかったから、ポジションを大きく落としてしまった。マシンのフロントにもいくらかダメージがあったけど、再びコースに戻ることはできたよ。だけど、それからはずっと誰を追いかけて走らなければいけなかったけどね。何度か前にいたマシンに追いつき、追い越したんだけど、1回目のピットストップの前にロバートの後ろについた。それから最終スティントまで彼とバトルを繰り広げたよ。なんどか挑戦したんだけど、セクター3ではいつも彼に詰まってしまうんだ。メインストレートでも彼はイン側を走行したから、僕はインに行けなかった。それで僕はアウト側を選び、すぐにイン側に回った。一度だけサイド・バイ・サイドになったんだけど、ターン3でスロットルを戻さなければコースオフになるってわかっていたんだ。オーバーテイクを試してみたけど、その後タイヤにグレイニングが生じ始めた。一方彼(クビサ)のグレイニングはきれいになったから、それからはチャンスをつかむことができなかったね。もっとうまくやれたかもしれないからスタート直後の第1コーナーでの出来事は残念だ。でも少なくとも今回は完走できたし、チームにとっても大きなポイントを獲得できた。次戦ではより良い結果を狙うよ。

Q: 左フロントホイールにはいくらかダメージを抱えていましたね。その数ラップのマシンはどんな感じだったのですか?

ライコネン: フロントは以前と同じようには感じられなかったね。僕に激しく当たったのはヘイキ(コバライネン/マクラーレン)だと思う。フロントは軽く感じられたんだけど、その後は同じようには感じられなかった。チームには無線でどのぐらいダメージを受けているか聞いたんだけど、僕の目線からは何が起きているのかわからなかったんだ。マシンはOKだったけどなにかを失っていたから、前を走っているドライバーたちに追いつくためには十分な速さがなかったんだ。2回目のピットストップに入る直前にトラフィックに引っ掛かった。たしかバリチェロ(ルーベンス・バリチェロ/Honda Racing F1)の1周抑えられ、1秒ちょっとタイムをロスしたね。そのせいで、ピットストップ後にロバートの前に出られなかったんだと思う。終盤は難しいレースになったけど、3位を獲得できた。このレースから、たくさんのポイント獲得ができればいいね。

Q: フェルナンド、チームに対してはどう感じておられますか? 2006年と同じようなモチベーションはチーム内にありますか?

アロンソ: ああ、多かれ少なかれ同じだよ。でも2006年にはチャンピオンシップ争いをしていたわけだから、今よりもポイントを重ね、限界までプッシュすることにより集中していたね。今年は新しいレギュレーションやエレクトロニクスを学習しなければいけなかったんだ。またロングラン時のレースペースを改善するためにうまくマネジメントしなければいけなかった。シーズン序盤に抱えていた問題は理解しているから、その部分について改善することに集中し、その改善された結果が今出ているんだ。だからそういった問題を改善してくれたチームを誇りに思うし、すごく満足しているよ。ファクトリーにいるみんなの素晴らしい働きがこの結果に表れているし、この勝利はチームみんなのものなんだ。

Q: フェルナンド、この2連勝にはどのぐらい驚かれていますか?

アロンソ: そりゃあ、すごく驚いているさ。最初の勝利(シンガポールGP)はサプライズだった。だって僕は15番手スタートだったからね。その一からレースに勝てるなんてまったく予測してなかったよ。もちろん今週末は4番手という好位置からのスタートだったわけだけど、勝利には驚いているさ。勝てるほどのレースペースはなかったわけだからね。だからオープニングラップの第1コーナーを2番手で通過してからは、できるだけロバートに接近するようがんばった。2位、3位、4位ぐらいを獲得できるようにバトルをし、おそらく表彰台は狙えるという感じだったよ。でも第2スティントを走った後、僕には勝てるチャンスがあるって気づいたんだ。ミスをしないように気をつければ、勝利は僕のものになるってね。

Q: ピットとの無線では、たくさん話しましたか?

アロンソ: ああ。でも普段から無線ではよく話すんだ。首位に立った時はいつも以上にストレスを感じたから、チームにライバルたちとのギャップを計算してもらう必要があった。ピットストップの時間とかどのぐらいのペースを保たなければいけないかとか、いろいろ話したけど、全部OKだったよ。特に2回目のピットストップを終えた後の終盤20周は、ギャップが大きかったから中国GPでも使う今回のエンジンを少しセーブする必要があった。すべてがコントロールできていたんだ。

Q: レース中のタイヤに関してはいかがでしたか?

アロンソ: それぞれ違う3つの問題があった。第1スティントではグレイニングがだいぶひどかったんだ。特にフロントタイヤがね。

Q: 硬い方のタイヤですか?

アロンソ: うん、ハードタイヤ。たぶん最初の3、4周でロバートにくっつきすぎちゃったのが問題だったと思う。それでタイヤにかなりダメージを負ってしまったんだろう。第2スティントはピットを出る時に彼の前に出るのに十分なギャップができていたからラッキーだったね。だから、前がクリアな状態で走れて、第2スティントはタイヤも問題なく完ぺきだった。でも第3スティントでソフトタイヤを履いた時にまたグレイニングが発生したけど、分かっていたことなんだ。金曜日にオプションタイヤを履いてグレイニングの問題を抱えていたからね。今日もオプションタイヤを履いた時にグレイニングが起きたけど、ロバートもたぶん同じだったと思うから、ギャップも10秒前後でさほど変わらなかったと思う。

Q: ここ2戦のパフォーマンスからするに、最後の2レースも優勝候補になれるでしょうか?

アロンソ: 今はどう言っていいか分からない。まだそうは思えていないけど、心の中ではイエスかな。今の僕の気持ちで言えば何だってできちゃうぜ、って感じさ。だって富士みたいなサーキットで燃料がそれほど軽かったわけでもないのに勝てたからね。今日、第1スティントで皆がピットストップをしたタイミングを考えると、昨日の予選で4番手だったのは妥当だと思うから、次の2戦に向けても自信を持っている。たぶん優勝はないだろうけど、まあ誰にも分からないことだからね。もしかすると今なら表彰台はいけるかもしれない。

Q: ロバート、レース中のタイヤについて聞かせていただけますか? ハード、ハード、ソフトを選択されましたよね?

クビサ: 全体を通して僕らはかなりひどいグレイニングの問題を抱えていた。金曜日の時点ですでにあったんだ。昨日は気温がちょっと低かったから、さらにグレイニングが起きてしまって残念だった。昨日の予選では最初のアタックからグレイニングに苦しんだから、心の底から太陽出て来いって願ったんだけど、かなわなかったね。それがかなり大問題だった。レース前はグレイニングの問題がかなりひどくなるだろうと予想していたけど、実際はタイヤを調整するフォーメーションラップを含めて、第1スティントの一時はペースがそれほど速いってわけじゃなかったとはいえ、なんとか切り抜けられた。でも、引き離すことはできなくて、マシンがちょっと軽かったんだ。燃料を補給してすぐのアウトラップで僕は必死にプッシュした。フェルナンドと戦っていたからね。だから、半周走ったあたりですでにグレイニングが発生していて、彼に先をいかれてしまった。それからは最初にフロントの両タイヤ、次にリアの両タイヤと、本当に苦しんだから、彼のペースについていかれなかったんだ。何とか対処しようとしたけどダメだった。キミがかなり迫ってきた最後のスティントではフロントタイヤのグレイニングが本当にひどくて、でも幸運にもそれが消えたからよかったと思う。そうじゃなければ、たぶん、最後の10周は相当キツかったんじゃないかな。でも、僕はなんとかタイヤを守りきって、2位でフィニッシュできた。

Q: 最後の2レース、そしてチャンピオンシップについてはいかがお考えですか?

クビサ: 僕の気持ちは変わらないさ。7戦が終わってチャンピオンシップリーダーになれて、つまり7戦が終わって一度リーダーになったってことはチャンピオンシップをかけて戦えるってことだ。チャンピオンシップを争えるようになれればと願ってもいたしね。この頃は大幅にマシンを改善できたわけじゃないから、助けにはならなかったけど、それでも確かリーダーから12ポイント差になるんじゃないかと思う。最後の2戦でどうにだってなる可能性がある。ラスト3戦は、ここがそうだったように、何だって起こり得るんだ。モンツァではコンディションの変化が激しかった中で僕は11番手からスタートして3位でフィニッシュした。シンガポールでは僕が思うにだけど、表彰台フィニッシュは楽だったんだろうと思う。セーフティカー導入の運もあるから、変わりやすい。僕らはそこにいるべきだし、今回の素晴らしい勢いがラスト2戦につながることを願っている。もうコンマ数秒を見いだせればそれが自分のバトルの支えになる。

Q: キミ、レース中のパフォーマンスは浮き沈みがあったように思いますが?

ライコネン: そうだね、ちょっと。でも、誰かの後ろを走っている時はトリッキーなものだし、自分だけで走っているのに比べればタイヤもマシンもうまく機能しない。全体的にはそれほど悪くはなかったよ。6ポイントを獲得できたわけだからね。でも、優勝を狙っていたのも事実。最初の1コーナーですでに遠ざかってはいたけどね。マクラーレンが迫ってきて、僕はどこにも行き場がなくなった。まっすぐ走らなきゃいけなかったところに彼らがぶつかってきたんだ。その後はいつものようにがんばってリカバーしようとしたけど、自分より後ろからスタートしたマシンっていうのは大体が自分より燃料を積んでいるわけだから、こういう場所だと順位を上げていくのは難しい。だけど、自分たちにできるベストは尽くしたし、自分たちが望んでいたほどレースで速かったわけじゃないけど、それが今日の結果さ。

Q: ロバートとのバトルはいかがでしたか? 加えて後ろにはネルソン(ピケJr.)も迫っていましたよね?

ライコネン: そうだね、僕らが戦っていたから彼(ピケJr.)が迫ってきたんだけど、2回か3回は彼(クビサ)をパスするチャンスがあった。直線の終わりに彼をとらえたけど、彼が常に内側を守っていたから、僕にはそれほど多くの選択肢がなかったんだ。僕はアウト側にいかなきゃいけなくなったしね。2コーナーの出口で彼のインサイドに入れたラップがあった。3コーナーでは彼の少し前に出られていたけど、彼が内側で僕がアウト側だったから、両方がコーナーで100%の力でプッシュし合えば僕の進路はひとつしかなくなっただろうし、コースオフを喫することになっただろうから、挑戦はしたけど、その後、タイヤにグレイニングが発生して彼のタイヤは消耗していたからチャンスはあったんだけど、彼を追い抜くことはできなかった。2位でフィニッシュできたことはうれしいし、少なくともチームに有益なポイントをもたらすことができたからうれしい。マクラーレンはノーポイントで、たぶん僕らは7ポイントを獲得できたと思うから、全体的には悪くないよね。1コーナーで先頭に立っていられたはずだったのに、押しやられてそれもかなわず、優勝という、さらにいい結果を手にできたはずなのにと思うとちょっとガッカリではあるけど、まあ、これがレースってものさ。

E.A. © CAPSIS International
Kay Tanaka
Jim
RACING-LIVE Japan



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