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マッサがポール・トゥ・ウイン! ライコネンはエンジンブロー
ヨーロッパGP -
決勝
24/08/08 23:10
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完ぺきな土日を過ごしたマッサ!
24日(日)の日本時間21時(現地時間14時)から、2008年F1世界選手権第12戦ヨーロッパGPの決勝レース(周回数:57周)が、スペインのバレンシア市街地サーキットで行われた。
レーススタート直前のコンディションは気温29℃、路面温度44℃、湿度66%。予選が行われた土曜日は曇り空ということもあって路面温度があまり高くはならなかったが、決勝は40℃オーバーというコンディションで行われる。
予選で19番手となったルーベンス・バリチェロ(Honda Racing F1)と20番手のエイドリアン・スーティルがピットスタートを選択。バリチェロは7速ギアの交換などを実施したようだ。
それ以外の18台は順調にフォーメーションラップをスタートした。ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)はソフトタイヤ(スーパーソフトコンパウンド)を装着しているが、それ以外のマシンはハードタイヤ(ソフトコンパウンド)を履いていることが確認できる。
18台のマシンがグリッドにつき、レッドシグナルが点灯。ブラックアウトとなりレースがスタート! 先頭のマッサは危なげない走りだしを見せ、トップをキープ。5番グリッドのヘイキ・コバライネン(マクラーレン)が4番グリッドのキミ・ライコネン(フェラーリ)をかわした。
後方では、スペインの英雄フェルナンド・アロンソ(ルノー)が接触事故に巻き込まれ、リアウイングを破損。アロンソに追突したのは中嶋一貴(ウィリアムズ)で、中嶋もフロントウイングを壊してピットに戻った。アロンソはなんとかピットに戻り、いったんマシンをガレージに収め、修復を開始した。
レースは3周目。2番手走行中のルイス・ハミルトン(マクラーレン)がファステストラップを刻んだ。ルノーのガレージではアロンソがマシンにとどまり、メカニックたちが作業を行った。
レースは5周目に入った。修復不可能だという判断になったのであろう、アロンソはマシンを降りてヘルメットを外した。ヨーロッパGP最初のリタイアは唯一のスペイン人F1ドライバーであるアロンソということになった。一方、先頭のマッサがファステストラップを塗り替えている。
6周目にはマッサが1分40秒091というファステストラップをマーク。2番手ハミルトンに対して3秒差をつけたが、7周目にはハミルトンがファステストラップを刻んだ。しかし8周目には再びマッサが1分39秒633というファステストラップをマークした。
15番手のジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)に16番手のデビッド・クルサード(レッドブル)が追い越しをかけたが、接触。フィジケラの右リアタイヤ周辺がわずかに破損し、クルサードはスピン。一気に18番手まで下がってしまった。フィジケラはそのままレースを続けた。
3番手を走行していたロバート・クビサ(BMWザウバー)にトラブルが発生したのか、ライバル勢が1分40秒フラットで走っている中で9周目のペースが1分43秒台に落ちた。しかし10周目には再び1分41秒台まで戻した。
レースは14周目。マッサは13周目に1分39秒167というファステストラップを刻み、2番手ハミルトンとのギャップを4.4秒に広げた。ハミルトンも1分39秒台を重ね、3番手クビサには11秒差をつけている。
14周目に17番手を走行していたクルサードがピットイン。そして15周目に先頭のマッサがピットに入った。マッサは9.1秒の静止時間でコースに復帰、ライコネンの前となる4番手で隊列に戻った。
これでラップリーダーになったのがハミルトン、1分38秒884というファステストラップを16周目にたたき出し、そのままピットに入った。ハミルトンはインラップでプッシュしたものの、マッサとライコネンの後ろとなる5番手でコースに復帰した。また6番手を走行していたセバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)もピットストップを実施し、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が6番手に浮上した。
先頭を走っていたクビサが17周目にピットイン。さらに5番手ライコネンも入った。トゥルーリは19周目にピットインし、ライコネンの前には出られなかったがベッテルをかわすことに成功。これで実質的な6番手を手に入れた。
先頭を走っているコバライネンが20周目にピットインし、無理なくライコネンの前で戻った。コバライネンとライコネンの間には、まだピットに入っていないハイドフェルドとグロックが挟まれる形となった。
これで多くの上位勢が1回目のピットストップを完了。先頭マッサ、2番手ハミルトン、3番手クビサ、4番手コバライネンと続き、5番手ハイドフェルド、6番手グロック、7番手ライコネン、8番手トゥルーリまでが入賞圏内。そのうちハイドフェルドとグロックのみが1回目のピットストップを終えていない。
レースは23周目となり、先頭のマッサは2番手ハミルトンに3.8秒差をつけて周回を重ねている。5番手を走っていたハイドフェルドは22周目にピットイン。11番手でコースに戻った。
レースは27周目。先頭のマッサは2番手ハミルトンに対し、セクター1で安定して0.3秒ほど速いタイムを刻んでいる。予選からセクター1では圧倒的な速さを示していたマッサだが、決勝でもその傾向は変わっていないようだ。ハミルトンはマッサから6秒後方にいる。
レースは30周目。29周目には先頭のマッサ、2番手のハミルトン、5番手のグロック、6番手のライコネン、7番手のトゥルーリが1分39秒台で走行している。グロックは1ストップ作戦で戦っているようだ。
そのグロックは30周目にピットイン、10.8秒の静止時間でコースに戻った。グロックはハイドフェルドの前となる9番手でコースに戻った。トヨタはダブル入賞に向けて安定した戦いを続けている。
レースは34周目。ここまでピットに入らずに奮闘していたネルソン・ピケJr.(ルノー)が1回目のピットイン。このままチェッカーフラッグ目指してコース上でポジションを上げていくことになる。
先頭のマッサは38周目に2回目のピットストップを実施。8.5秒の静止時間で作業を終えたものの、コースに戻る際に後方からピット作業を終えて迫っていたスーティルとあわや接触しそうになった。何とか接触は免れたものの、この場合、フェラーリ側が後方を確認してマッサを送り出すべき。もう少し冷静な判断をしてほしかったものだ。
その後、マッサのピット出口での行動に対してレーススチュワード団は審議対象にすることを決定。もしドライブスルーペナルティなどを下された場合、マッサはハミルトンの後ろに下がることになる。
レースは41周目。先頭はマッサで、2番手ハミルトンに6秒差を築いている。42周目には6番手走行中のトゥルーリが2回目のピットイン。順調に作業を終え、コースに復帰した。グロックは前を走っていたロズベルグが2回目のピットインを行ったため、8番手にポジションを上げている。
43周目にスーティルがブレーキングミスを犯し、タイヤバリアに右フロントをヒット。サスペンションが折れ、ここでマシンを降りた。セーフティカーが出る可能性を考えてフェラーリとマクラーレンがピットインの準備を実施。コバライネンとライコネンが最後のピットに入った。
しかしフェラーリのピット作業でまたもトラブルが発生。給油リグが抜ける前にシグナルが発進を指示してしまい、ピットクルーの一人が腕を右リアタイヤと接触。さらに大きく時間もロスしてしまった。結局ライコネンはトゥルーリの後ろとなる6番手にポジションを落とした。マシンと接触してけがをしたピットクルーは、サーキットのメディカルセンターに搬送されている。
先ほど明らかになったマッサへの審議結果は、レース後に出されることになった。場合によってはタイム加算ペナルティが下されることになる。
そして46周目にフェラーリに更なる悲劇。6番手走行中のライコネンが激しいエンジンブローに見舞われたのだ。これでライコネンのノーポイントが確定。2年連続タイトル獲得に向け、あまりにも痛すぎる結果となった。
これでベッテルが6番手に、グロックが7番手に、ロズベルグが8番手に浮上。レース残りは11周だ。
レースは残り6周。先頭マッサ、2番手ハミルトン、3番手クビサ、4番手コバライネン、5番手トゥルーリ、6番手ベッテル、7番手グロック、8番手ロズベルグ。ここまでが入賞圏内だ。それぞれ3秒以上のギャップを保って走っており、単独走行となっている。
Honda Racing F1のジェンソン・バトンは13番手、ルーベンス・バリチェロは16番手。ウィリアムズの中嶋一貴は15番手を走行している。中嶋は最終コーナーでバリチェロをインからオーバーテイクしてみせた。
マッサは1分40秒台にペースを落としファイナルラップに入った。すでにハミルトンに対しては7秒以上の差を築いている。
マッサはそのまま安定してトップチェッカー! 今シーズン4勝目を、ポールポジション、ファステストラップをマークしてのハットトリックで飾った。マッサは通算9勝目だ。 2位にはハミルトン、3位にはクビサと、トップ3は予選順位から変動なし。4位にはコバライネンがつけ、トゥルーリが5位に食い込んだ。ベッテルが堅実的な走りを見せて6位入賞を果たし、グロックが1ストップ作戦を遂行して7位。そしてロズベルグがトルコGPの入賞を果たし、8位1ポイントを獲得した。
Honda Racing F1のバトンは13位、バリチェロは16位。バリチェロはスピンを喫する場面もあり、今週末は低調なまま終わってしまった。ウィリアムズの中嶋は終盤に最終コーナーでバリチェロをオーバーテイクし15位となったが、オープニングラップでのアロンソとの接触が悔やまれる。
リタイアとなったのはアロンソ、スーティル、ライコネンの3台。アロンソは中嶋との接触によりリアウイングを破損し、スーティルはタイヤバリアにヒットしてそれぞれマシンを降りた。一方、ライコネンには致命的なエンジントラブルが発生。タイトル争いを占う上で、痛いノーポイントとなった。
次戦はスパ・フランコルシャンで開催されるベルギーGP。決勝レースは9月7日(日)に開催される。ベルギーGP最初のセッションとなる金曜フリー走行1回目は、9月5日(金)の日本時間17時(現地時間10時)からスタートとなる。お楽しみに!
Kay Tanaka
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