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ハミルトン2連勝! ピケJr.が2位で初表彰台!
ドイツGP -
決勝
20/07/08 23:01
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セーフティカー導入の引き金になった
グロックのクラッシュ
日本時間19日(日)の21時から、2008年F1世界選手権第10戦ドイツGPの決勝が、ドイツのホッケンハイムリンクで行われた。コース全長4.574kmのサーキットで、決勝周回数は67周、レース距離306.458kmで争われた。
スタート直前コンディションは気温22℃、路面温度30℃、湿度40%。ドライコンディションでレースが行われた。
レーススタート時点のタイヤチョイスは、マクラーレン勢やフェラーリ勢、さらにルノーのフェルナンド・アロンソなどがハードタイヤ(ハードコンパウンド)。BMWザウバー勢やトヨタのヤルノ・トゥルーリらがソフトタイヤ(ミディアムコンパウンド)を装着している。
全車問題なくフォーメーションラップを終え、ホームストレートに戻ってきた。ピットスタートなどに切り替えているドライバーはおらず、全車グリッド上からのスタートだ。
シグナルオールレッドからブラックアウトとなりレーススタート。BMWザウバーのロバート・クビサがいいスタートを決め、キミ・ライコネン(フェラーリ)をパス! トゥルーリがアロンソを抑えきった。しかしトゥルーリはターン6でクビサにかわされてしまった。
オープニングラップでセバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)やティモ・グロック(トヨタ)もそれぞれポジションを上げたが、逆にライコネンは7番手にポジションを落とした。
オープニングラップを終え、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)のトップ3は変わらず。4番手にクビサが浮上し、トゥルーリが5番手、アロンソが6番手だ。
レースは4周目。アロンソがターン1でトゥルーリに強引に仕掛けるも、前に出れず。アロンソは後ろのライコネンにポジションを奪われた。ライコネンの次なる標的はトゥルーリだ。先頭のハミルトンは1分16秒後半の安定したラップタイムを刻み、2番手マッサに3秒差だ。
レースは9周目。ラップリーダーのハミルトンは2番手のマッサに6秒差をつけて快走。マッサを追うコバライネンとその後ろのクビサもそれぞれ単独走行となった。後方集団では13番手のジェンソン・バトンをデビッド・クルサード(レッドブル)とニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)が狙う状況となった。
レースは13周目。ここまでハミルトンは安定して1分16秒中盤のタイムを刻んでいるが、2番手マッサは1分17秒台に落ち込む時もあるなど変動が激しい。その影響もあり、両者の差は9秒弱に広がった。またクルサードがバトンをかわして13番手、今度はロズベルグがバトンを狙った。v レースは18周目。先頭ハミルトン以下、マッサ、コバライネン、クビサ、トゥルーリ、ライコネン、アロンソ、ベッテルまでがポイント圏内だ。ライコネンとアロンソの差は1秒を切っているが、それ以外の上位勢はほぼ単独走行状態でレースを進めている。
後方では17番手を走っていた中嶋一貴(ウィリアムズ)がターン2出口で単独スピン! これで19番手に落ちた。
ハミルトンは18周目にピットインし、クビサも続いた。ハミルトンはハードタイヤ、クビサはソフトタイヤを履いてコースに戻った。ハミルトンはトゥルーリの後ろとなる4番手で隊列に戻った。
そのトゥルーリとアロンソが19周目にピットイン。どちらもソフトタイヤに交換した。アロンソはこれまでハードを履いていたが、ソフトで第2スティントを戦うことになる。
マッサは20周目にピットイン。こちらもソフトタイヤに切り替えてコースに戻る。これで先頭に立ったのはコバライネンだが、21周目にピットストップ。ハミルトンと同じくハードタイヤを履き、9.2秒の静止時間でピットを出た。またベッテルとクルサードもピットインを行った。
22周目にライコネンがピットイン。こちらもソフトタイヤを装着した。
これで上位勢のほとんどがピットストップを終了。先頭は再びハミルトンだ。グロック、ハイドフェルドがピットストップのタイミングを遅らせている。
レースは28周目。ハイドフェルドはすでにピットインを終えたが、グロックは長い第1スティントとなっている。ソフトタイヤを履いてこの時点で3番手走行中だ。タイヤの摩耗具合も理想的で、ペースも安定。地元レースでポイント獲得を目指し、29周目にピットストップを実施した。タイヤは再びソフトタイヤだ。
レースは31周目。すでにほとんどのマシンが1回目のピットストップを終えた。この時点での順位は先頭ハミルトン、2番手マッサ、3番手コバライネン。4番手にクビサがつけ、5番手にライコネン。トゥルーリは6番手でベッテルが7番手。そしてグロックが8番手となり、後ろにアロンソ、ウェバー、ハイドフェルドを従えている。
レースは37周目。グロックが最終コーナーでバランスを崩してスピン、そのままピットレーン側のウオールに激しくクラッシュ! 最終コーナーの縁石に乗り上げた瞬間、グロックの右リアサスペンションが破損したようだ。グロックはなかなかマシンから降りられなかったが、自分の脚で歩いている。しかし腰を手で押さえており、様子が気になる。
これでセーフティカーが導入となった。序列はハミルトン、マッサ、コバライネン、クビサ、ライコネン、トゥルーリ、ベッテル、アロンソまでがポイント圏内。9番手がウェバー、以下ハイドフェルド、ボーデ、クルサード、ロズベルグ、ピケJr.、バリチェロ、中嶋、スーティル、フィジケラ、バトンとなっている。
ピットレーンがオープンとなり、12台ものマシンがピットイン! フェラーリの2台、コバライネン、クビサ、トゥルーリ、アロンソ、ウェバーなどが入った。しかし、ピットレーン出口でベッテルがアロンソと押し出し、アロンソは出口の白線をカット。これについてこの時点ではレーススチュワードからはアナウンスが出ていない。
一方、先頭のハミルトンはピットインせず。2番手にハイドフェルド、3番手ピケJr.、4番手マッサ、5番手クビサ、6番手コバライネン、7番手トゥルーリ、8番手ベッテルという序列に変わった。そして9番手アロンソ以下、ウェバー、ロズベルグ、ライコネン、ボーデ、クルサード、バリチェロ、中嶋、スーティル、フィジケラ、バトン。
ピットアウト直後のウェバーのマシンから白煙が上がっている。どうやら右バンクに問題があるようだが、白煙の量は少ないため、ウェバーは走行を続けている。
レースは41周目だが、まだセーフティカー導入中だ。結局、ウェバーはコース脇にマシンを止めた。これでリタイアはグロックに続いて2人目だ。
レースは42周目に再開。順位に大きな変動はない。5番手のクビサをコバライネンが狙っている。
43周目のターン8、9でコバライネンがクビサをオーバーテイク! アウト側から回り込み、見事オーバーテイクマヌーヴァを成功させた! さらに44周目のバックストレートでライコネンがアロンソをパス。これでライコネンが9番手。さらにアロンソはロズベルグにもポジションを奪われてしまった。
45周目になると9番手のライコネンが8番手のベッテルを攻め立てた。ベッテルも粘ったが、ターン6でアウトからライコネンがオーバーテイク! これでポイント圏内に上がった。
そのライコネンは46周目にトゥルーリをもパス! こちらもターン6で前に出た。これでライコネンが7番手、トゥルーリ8番手。ライコネンの次なるターゲットは6番手のクビサということになる。
レースは47周目。先頭のハミルトンは飛ばしているが、2回目のピットストップを終えていない。一方、すでにピットインを終えているマッサに対してはまだ12秒差となっており、このままだとハミルトンはピット後に抜かれてしまう計算となる。ハミルトンはマッサに23秒差ほどをつけてピットに入りたいところだ。それでもハミルトンのラップタイムはマッサよりも1.5秒ほど速いため、このままであればあと7周もすればその時間を稼げることになる。
50周目にバリチェロとクルサードが接触! ターン8でバリチェロがクルサードに並んだが、そこで接触。バリチェロはノーズを破損したが、両者ともにこの時点でのリタイアは免れた。
Zoom
見事、初表彰台に上ったピケJr.
51周目にハミルトンがピットイン! しかし首位を守ることはできず。これでマッサが事実上の先頭となり、コバライネンが2番手。ハミルトンはその後ろで隊列に戻った。実際にレースを率いているのはまだ2回目のピットストップを終えていないハイドフェルドで、2番手もまだ1回のピットしか済ませていないピケJr.。
52周目にハミルトンがターン6でコバライネンをパス。ここで先頭のハイドフェルドがファステストラップをマーク! 1分15秒987をたたき出した。また先ほどノーズを壊したバリチェロはガレージでマシンを降り、リタイアとなった。
ハイドフェルドは54周目にピットイン! 5.9秒の静止時間でハードタイヤを履いてコースに戻った。ハイドフェルドはコバライネンの前で隊列に加わっている。これでラップリーダーはピケJr.だ。
レースは56周目。ここでピケJr.が自己ベストタイムをマークした。また2番手のマッサにハミルトンがひたひたと迫り、すでにそのタイム差は1秒を切った。ここからコース上でのバトルが開始だ。2人のラップタイムは明らかにハミルトンが上。0.5秒ほどマッサよりも速いタイムを刻んでいる。
ハミルトンは57周目のバックストレートでスリップを用いて接近し、ターン6でインを差す! マッサもアウトから応戦したものの、ポジションを落とした。その後のターン8でもマッサはアウトから攻めたが、出口でわずかにコースオフ。これでハミルトンが完全に前に出た。
レースは59周目。先頭のピケJr.はまだピットストップに向かう気配はない。ピケJr.はセーフティカー導入の直前に1回目のピットインを行っていたため、もしかするとこのままチェッカーフラッグまでピットストップを行わない可能性もある。
しかし60周目にハミルトンがターン6でピケJr.に仕掛け、インからオーバーテイク! ピケJr.は耐えきれず、ポジションを明け渡した。それでもどうやらピットインはせずにレースを終えることになりそうで、ピケJr.の初表彰台が現実的なものになってきた。
ピケJr.の後ろではマッサが追っているが、残りレース6周でピケJr.をかわすのは厳しいか。マッサの0.7秒後方にはハイドフェルドも迫っており、マッサ自身も厳しい状況下に置かれている。後方ではライコネンがクビサをかわし、6番手に浮上した。またベッテルがトゥルーリをかわし、8番手。
レースは残り4周。現在のオーダーは先頭ハミルトン、2番手ピケJr.、3番手マッサ。4番手にハイドフェルドがつけ、5番手コバライネン、6番手ライコネン、7番手クビサ、8番手ベッテルまでがポイント獲得圏内だ。
レースはそのまま終了し、ハミルトンが勝利! イギリスGPに続く2連勝は、マクラーレン・メルセデスにとっての2つの母国グランプリを制したことも意味する。セーフティカー導入時のピット作戦でポジションを落とした場面もあったが、ハミルトンがコース上で首位を奪い返した。
そして2位にピケJr.! F1通算10戦目にして初表彰台を手にした。セーフティカー導入時に最適な判断をし、レース終盤の安定した走りも手伝って自身シーズン最高位を得た。
3位にはマッサ。コース上でハミルトンにオーバーテイクされたが、終盤にはなんとかハイドフェルドの猛追をしのいだ。
4位にはハイドフェルド、5位にはコバライネン。6位にはライコネンが入り、クビサが7位。そして8位にはベッテルが食い込んだ。
9位以下はトゥルーリ、ロズベルグ、アロンソ、ボーデ、クルサード、フィジケラ、中嶋、スーティル、バトン。
完走は以上の17台。バリチェロはクルサードと接触してノーズを壊し、ピットに戻ってリタイア。ウェバーはエンジントラブルでマシンを止め、グロックは最終コーナーでバランスを崩し、コンクリートウオールにヒットしてリタイア。自力でマシンを降りたものの、腰を抑えていたことが少し気になる。またグロックのクラッシュがセーフティカー導入の引き金になった。
1分15秒987というファステストラップはハイドフェルドがマーク。前戦までライコネンが6戦連続ファステストラップを刻んでいたが、7戦連続は達成することができなかった。
次戦は第11戦ハンガリーGP。舞台はモナコと並ぶほどの低速サーキットであるハンガロリンクだ。金曜フリー走行1回目は8月1日(金)の日本時間17時からスタート。真夏のバトルをお見逃しなく!
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