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ハミルトンが雨のレースで完勝! バリチェロ3位、中嶋8位
イギリスGP - 決勝
06/07/08 23:20


Photo F1-Live.com

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レースはオープニングラップから大混乱

日本時間6日(日)の21時から、2008年F1世界選手権第9戦イギリスGPの決勝レースが、イギリスのシルバーストーン・サーキットで行われた。

5日(土)に行われた公式予選では、マクラーレンのヘイキ・コバライネンがすばらしい走りを披露。見事自身初となるポールポジションを獲得した。一方、母国レースを迎えているチームメイトのルイス・ハミルトンはミスもあり、4番手。レッドブルのマーク・ウェバーが最高の走りを見せ、2番グリッドをつかんだ。

スタート直前のコンディションは気温16℃、路面温度17℃。予想されたように、ウエットコンディションだ。雨は小ぶり程度だが、路面は乾いている部分がない状態。しかし、どのマシンもスタンダードウエットタイヤを着用してのスタートだ。またニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)はピットスタートを選択した。

シグナルがブラックアウトとなりレースがスタート! ハミルトンが完ぺきなスタートを決め、ハミルトンが第1コーナーを先頭で通過! しかしすぐさまコバライネンがオーバーテイクした。またハンガーストレートでウェバーが痛恨のスピン! 最下位までポジションを落とした。

中嶋一貴(ウィリアムズ)はポジションをいくつか上げたものの、セクター2でコースオフ! 順位を落とした。さらにフェリペ・マッサ(フェラーリ)がスピン。またセバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)、デビッド・クルサード(レッドブル)もコースオフしてグラベルへ。クルサードとベッテルはリタイアとなった。

大波乱のオープニングラップとはなったが、セーフティカー導入はなし。マクラーレンは1-2を堅持して周回を重ねた。3番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)だ。スピンを喫したマッサは17番手までポジションを落とした。

ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)とフェルナンド・アロンソ(ルノー)の4番手争いが激しくなったが、アロンソがオーバーテイク! 前に出ることに成功した。またマッサは3周目の最終コーナーでもコースオフ。これで最下位の18番手に落ちてしまった。

5周目のハンガーストレートで、ハミルトンがコバライネンをオーバーテイク! ストウのインを奪い、コバライネンの前に出た。雨の中でレースを見守る母国のファンからは大きな歓声が上がった。

レースは7周目。ハミルトンはコバライネンに2.4秒ほどの差をつけた。ハミルトンは6周目に1分34秒445というタイムをマーク、この時点でのファステストラップを刻んだ。中嶋は14番手を走行しているが、後ろにはウェバーが迫った。

先頭のハミルトンは8周目に1分33秒869をマークし、ファステストラップを更新。2番手のコバライネンとの差を3.2秒に広げた。コバライネンのタイムは1分34秒250。3番手のライコネンは1分34秒283、コバライネンの2秒後方だ。

ウェバーが中嶋をかわして4番手。周囲のドライバーたちよりも3秒近く速いラップタイムをマークして猛チャージ。さらにセバスチャン・ボーデ(トロ・ロッソ)や雨に強いエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)もかわし、10周を終えた時点で12番手まで浮上した。

レースは11周目。ここでコバライネンがアビーでスピン! 間隙を縫って、ライコネンが2番手に浮上した。コバライネンはなんとか3番手をキープしたが、アロンソが1秒後方に迫った状態。

ウェバーが1分33秒635というファステストラップをマーク。一方、同じように後方に沈んでしまったマッサはなかなか最後尾を脱出できない。

13番手を走行していたスーティルが単独スピンを喫し、そのままグラベルから抜け出せずにリタイア。これでリタイアは3人目だ。また、スーティルのスピンでおもわずブレーキを踏んだボーデの隙を突き、中嶋が13番手を手に入れた。

レースは4分の1となる15周を消化。ハミルトンが先頭をキープしているが、2番手のライコネンがペースを上げ、その差を4秒に縮めた。3番手のコバライネンはライコネンから8秒後方。その6秒後方には4番手のアロンソ、さらに4秒後方には5番手のハイドフェルドだ。

トヨタのトゥルーリが7番手、グロックが9番手。Honda Racing F1はバトンが11番手、バリチェロが12番手。ウィリアムズの中嶋はバリチェロ13秒後方となる13番手だ。

18周目になると10番手までポジションを上げていたウェバーがピットイン。また19周目に3番手のコバライネンがピットインを行った。

コバライネンはクビサの前、6番手でレースに復帰。ウェバーはマッサの後ろ、15番手だ。さらにルノーやBMWザウバーもピットインの準備中だ。

レースは3分の1となる20周を終了。雨は少なくなり、ライコネンが猛チャージ。ハミルトンとの差は1秒を切っている。ライコネンは18周目に1分32秒150というファステストラップを刻んでいた。

この2人は21周目に同時ピットイン! ライコネンは給油のみ、ハミルトンはタイヤも交換したが、ハミルトンがなんとかライコネンを抑えることに成功! ハミルトンは2番手、ライコネンは3番手でコースに復帰した。先頭はハイドフェルド、まだピットには入っていない。先ほどピットに入ったアロンソは8番手でレースに戻っている。

レースは23周目に入ったが、再び雨脚が強くなり始める。これを見て、直後にピットストップするマシンはタイヤ交換を実施。一方、先ほどタイヤ交換を行わなかったアロンソやライコネンはペースが上がらず。先頭のハミルトンと2番手ライコネンの差は25周目には10秒まで広がった。

24周目以降、ハミルトンはライコネンよりも5秒以上速いタイムを刻んだ。さらにアロンソもグロックにかわされており、この時点ではタイヤ交換有無の判断が大きなファクターとなった。

このタイム差を見て、ルノーは26周目にアロンソをピットに呼び寄せてタイヤ交換を実施。一方のフェラーリはまだ動かず。ライコネンとハミルトンのタイム差は22秒にまで広がるが、ライコネンの直後にはコバライネンが迫った。

そして27周目の最終コーナーでコバライネンがライコネンをオーバーテイク! さらにハイドフェルドもライコネンの前に出た。しかもハイドフェルドはコバライネンをもかわし、一気に2番手に浮上。コバライネンは3番手キープとなった。

レースは半分となる30周を消化。先頭はハミルトンで、2番手のハイドフェルドに24秒の差をつけた。3番手にはコバライネン。4番手のライコネンは31周目にピットストップを行い、給油とタイヤ交換を実施。おそらく、あとはチェッカーフラッグまでピットインの必要をなくする作戦だ。

34周目にクビサがコバライネンをオーバーテイク! ストウで仕掛けたが、コバライネンのペースが上がらないことが大きな要因だ。コバライネンの後ろにはクビサと同じペースで走っているピケJr.も迫った。

そのコバライネンは34周目にピットストップ。6.6秒の静止時間でコースに戻った。ライコネンに続き、コバライネンもこれが最後のピットストップのはずだ。

しかし、雨脚がさらに強まる。この時点ではどのマシンもスタンダードウエットタイヤを履いているが、Honda Racing F1の2台がほぼ同時にピットインしてエクストリームウエットタイヤに交換。この判断が吉と出るか?

レースは36周を消化。ここで4番手走行中だったピケJr.が痛恨のスピン! そのままグラベルにはまり、リタイアとなった。さらにマッサやハミルトンもスピン。路面には水たまりも見え、すでにスタンダードウエットタイヤでは厳しい状況になっていることは間違いない。

一方、先ほどエクストリームウエットに履き替えたHonda Racing F1の2台は、どちらも好タイムをマーク。なんと、スタンダードウエットを履いているマシン勢よりも14秒ほど速いラップタイムを刻んだ。

これを見て、先頭のハミルトンがピットイン。Honda Racing F1と同じくエクストリームウエットに履き替えた。また2番手のハイドフェルドもピットストップを行い、同じようにエクストリームウエットに交換。クビサも続いた。残りのレースは22周だ。

まだスタンダードウエットを履いているライコネンやウェバーがスピン! しかしなんとかコースには復帰している。

これに続きバトンがセクター2でストップ! リタイアだ。またクビサもスピンしグラベルにつかまりリタイア。またロズベルグがグロックに追突し、ノーズを壊した。今年のロズベルグにはこういったシーンが目立つ。これらのアクシデントにより、エクストリームウエットを履いている中嶋が9番手に浮上した。

残りレースは18周となり、バリチェロがスタンダードウエットを履いているトゥルーリをかわし、3番手に浮上! しかし雨は収まっており、再び路面が乾く可能性も高い。数周前にロズベルグはスタンダードウエットに戻すという決断をした。

43周目にバリチェロがハイドフェルドをかわし、2番手に浮上。また8番手のグロックが単独スピンを喫し、中嶋が8番手に浮上。しかし中嶋はもう1回ピットストップを行う必要があるはずだ。

バリチェロは46周目にピットインし、給油を実施。さらにスタンダードウエットタイヤに履き替えた。バリチェロは3位でコースに戻った。

レースは残り12周。4番手のトゥルーリがピットインし、スタンダードウエットに交換。8番手でコースに戻った。またこれで中嶋は7番手に浮上している。一方のマッサはまたもスピンを喫しており、依然として最後尾の13番手だ。この時点ではすでに7人がリタイアしている。

レースは50周目。4番手のコバライネンと13番手のマッサがそれぞれ違う場所でスピン。これでアロンソとライコネンがコバライネンをかわした。

レースは50周を消化。残りは10周だ。先頭を行くのはハミルトン。すでに2番手のハイドフェルドに63秒もの大差を築いた。また3番手のバリチェロも4番手のアロンソに25秒差。久しぶりの表彰台までもうすぐだ。

レースは54周目。ハンガーストレートでライコネンがアロンソをオーバーテイクし、4位に浮上した。またアロンソの後ろにはコバライネンが迫っており、残り6周は厳しいものになりそうだ。

レースは残り4周。5番手争いが激化している。アロンソの背後にぴったりつくコバライネン。それを後ろから見守るのが中嶋。そしてその後ろにはトゥルーリも迫っているという状況だ。

残り3周となり、セクター3でコバライネンがアロンソをオーバーテイク! これで中嶋の前にペースが上がらないアロンソとなった。中嶋はアロンソをかわすチャンスをうかがいつつ、後ろのトゥルーリを抑えなければいけない。

ついにハミルトンがファイナルラップに入った。すでに2番手に67秒差をつけている。

ハミルトンはそのままトップチェッカーを受け、シーズン3勝目。雨のモナコに続き、ウエットレースで圧倒的な速さを見せた。また2年目にして母国レースを制覇した。

2位にはハイドフェルド、そして3位はバリチェロ。タイヤ選択でギャンブルに出たHonda Racing F1は、バトンがスピンしてリタイアしたが、バリチェロが最高の仕事をした。

4位にはライコネン、5位にはコバライネン。どちらも予選ポジションから順位を下げてしまった。6位にはアロンソが入り、トゥルーリが7位だ。

一方、中嶋はファイナルラップ直前にトゥルーリにかわされて8位。しかし雨のモナコ以来となるポイント獲得を果たし、チームメイトのロズベルグとここまでの獲得ポイント数で並んだ。

トヨタのグロックは12位。Honda Racing F1のバトンはリタイアとなっている。

完走は13台。クビサ、バトン、フィジケラ、スーティル、ベッテルという雨のレースに強いドライバーが軒並みスピンを喫し、リタイアとなった。

1分32秒150というファステストラップはライコネンがマーク。ライコネンは実に6戦連続ファステストラップだ。

次戦は2年ぶりに開催されるドイツGP。舞台は伝統的なコースに近年大きな改修が施されたホッケンハイムリンクだ。ドイツGP金曜フリー走行1回目は日本時間18日の17時からスタート。お楽しみに!

Kay Tanaka
RACING-LIVE Japan


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