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マッサが完勝! ライコネン2位、トゥルーリ3位
フランスGP -
決勝
22/06/08 23:03
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中盤まで首位を堅持していたライコネンだったが、トラブル発生
22日(土)の日本時間21時から、2008年F1世界選手権第8戦フランスGPの決勝が、フランスのマニクール・サーキットで行われた。
前日の公式予選ではキミ・ライコネンがポールポジション、フェリペ・マッサが2番手となり、フェラーリは今シーズン3回目のフロントロー独占を果たした。またライコネンのポールポジションはフェラーリのF1活動における通算200回目のポールであった。
予選3番手にはルイス・ハミルトン(マクラーレン)がつけたものの、カナダGPのアクシデントの原因となったとして、今回は10グリッド降格ペナルティを受けているため13番グリッドからスタート。また予選15番手だったニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)も同じペナルティを受けた。
さらに予選Q1で他車のタイムアタックを妨害したとして、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)が5グリッド降格処分を受けている。コバライネンは10番グリッドからスタートだ。
また予選後にルーベンス・バリチェロ(Honda Racing F1)がギアボックス交換を実施したために、5グリッドダウン。これでバリチェロが20番グリッドとなり、ロズベルグは19番グリッドに上がった。
セッション開始時のコンディションは気温24℃、路面温度30℃だ。午前中に雨が降っていたこともあり、湿度は73%となっている。天候は曇り、路面状況はドライ。路面は湿っている部分もあるものの、ウエットタイヤを履くレベルには達していない。しかし、レース開始から30分が経過した頃に雨が降ると予報されているのが気がかりな点だ。
レーススタート時は多くのマシンがハードタイヤ(ミディアムコンパウンド)を装着。しかしハミルトンはソフトタイヤ(ソフトコンパウンド)を履いており、第1スティントを短めにしてアグレッシブな戦略をとってくる可能性が高い。
またニコ・ロズベルグと中嶋一貴(共にウィリアムズ)もソフトだ。
レーススタートとなり、フェラーリは完ぺきなスタートを決める。フェルナンド・アロンソ(ルノー)は遅れ、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が3番手、ロバート・クビサ(BMWザウバー)が4番手に浮上した。
後方ではハミルトンが10番手に浮上。デビッド・クルサード(レッドブル)がポジションを落とした。またアロンソがクビサをかわして4番手。クビサを追う6番手にはティモ・グロック(トヨタ)がつけている。
アロンソは燃料が少ないのか、アグレッシブにトゥルーリを攻め立てる。10番手のハミルトンも前をいくチームメイトのコバライネンと共に、8番手のネルソン・ピケJr.(ルノー)にプレッシャーをかけている状況だ。
レースは3周を終えたが、フェラーリの2台のみが1分17秒台で周回を重ねる。3番手のトゥルーリは1分18秒フラットで走っており、2番手のマッサからは3秒差ほどがついている。
5周目には後方を走っていたジェンソン・バトン(Honda Racing F1)が単独で最終コーナーをコースオフし、ノーズを損傷。フロントウイングは完全に外れてしまった。これでバトンは最後尾に沈み、ピットインを迫られた。
6周目を終えたライコネンは快調に首位を走行。2番手マッサに3秒差をつけている。マッサは3番手トゥルーリに6秒差をつけ、フェラーリは1-2態勢を堅持している。トゥルーリは後ろのアロンソにも2秒差ほどとなり、上位勢のレースは少し落ち着いた感がある。
最も接近しているのは8番手ピケJr.、9番手ハミルトン、10番手コバライネンの集団。ピケJr.はトップスピードを生かし、唯一と言ってもいいアデレードヘアピン手前でうまくブロックしてマクラーレン勢に先を行かせない。
レースは12周を終え、トップのライコネンは1分16秒667を刻んでファステストラップをマーク。3番手トゥルーリに13.5秒差をつけた。
ここでハミルトンにドライブスルーペナルティ! オープニングラップのニュルブルクリンクシケインでエイペックスをカットしながらトロ・ロッソの1台をかわしたため、ペナルティとなった。これでハミルトンは13番手に後退した。
ライコネンはどんどん飛ばし、14周目には1分16秒650のファステストラップをマーク。2番手のマッサには4.4秒差をつけた。
ここでルノーのピットクルーが準備し、アロンソが16周目にピットイン。燃料を多めに積んだため、第1スティントを短くする変則2ストップという戦略を敷いてきた可能性がある。
後方ではフォース・インディア勢が奮闘中。16番手のジャンカルロ・フィジケラはバリチェロを抑え、18番手のスーティルはロズベルグをブロック。ウィリアムズは中嶋が14番手を走行している。
中嶋の6秒ほど前にはハミルトン。ハミルトンは目の前にいるアロンソをプッシュ。ターン3でアロンソをかわしたが、19周目にはピットストップを行った。
20周目には3番手トゥルーリと4番手クビサが同時にピットイン。しかしこの序列は崩れない。
先頭のライコネンは21周目にピットストップを行い、9.4秒の静止時間でコースに戻った。またグロックもピットに入った。
これでマッサはトップに立ったものの、前には周回遅れのハミルトン。ここでタイムアップしたいところだが、トラフィックをかわすのに手間取った。
マッサは23周目にピットイン。引き続きハードを履き、ライコネンと同じ9.4秒の静止時間。これでライコネンが先頭に戻った。また3番手を走っていたウェバーもピットストップを行った。
レーススタートから30分が経過したが、予報されていた雨は落ちてこない。上空も雲が流れているため、このままドライレースになりそうだ。
25周目に3番手のピケJr.、4番手のコバライネンが同時ピットイン! ピット作業を先に終えて最初にピットレーンを出たのはピケJr.だったが、加速できず、コバライネンが前に出た。ピットレーンリミッターの解除に手間取った模様だ。
3番手を走っていたクルサードが26周目にピットインを行った。これで後方から着実なレースを続けていたセバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)が4番手浮上。またニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)も6番手までポジションを上げた。上位勢はこの2台以外がピットインを終えている。
後方ではハミルトンがようやくロズベルグをアデレードヘアピンでオーバーテイク。順位を16番手に上げた。
ベッテルとハイドフェルドは29周目に同時ピットイン。どちらも再びハードタイヤを装着し7秒強の静止時間でコースに戻ったため、2ストップということになる。
レースは30周を終え、先頭のライコネンは安定した走行を継続。2番手マッサに6秒以上の差をつけている状態だ。トゥルーリは引き続き3番手を堅持しているが、マッサからは25秒ほど離れている。トゥルーリから4番手にクビサまでは1.2秒差だ。
この時点でまだピットインを行っていないのが、11番手の中嶋、14番手のフィジケラ、15番手のバリチェロ、17番手のロズベルグ。この4人は1ストップ戦略を採っている可能性がある。
3番手トゥルーリと4番手クビサのギャップが縮まってきた。ラップタイムはクビサのほうが0.4秒ほど速い。両者の差は0.9秒ほどだ
レースは35周を終え、いよいよ後半戦。首位はライコネンだが、ペースが伸びない。これまで7秒弱あった2番手マッサとの差が、3秒に縮まっている。マッサは1分18秒フラットで走っているが、ライコネンは3周続けて1分19秒台を刻んでいる。ライコネンになんらかのトラブルが発生している模様だ。
ライコネンは39周目に入ってもペースが伸びない。そのため、マッサにポジションを譲り、ライコネンは2番手に後退! その後もマッサは1分17秒9で走行を続けたが、ライコネンは1分19秒232。このまま2番手を守り続けられるだろうか? 3番手のトゥルーリまでは24秒という大きな差がある。
ロズベルグは40周目にようやくピットストップを行った。ハードタイヤに履き替え、あとはゴールを目指すのみとなる。
5番手を走っていたアロンソは42周目に2回目のピットイン。ソフトタイヤを履いて燃料を多めに積み、ハミルトンの前、12番手でコースに復帰。再びハミルトンはアロンソを追う形となった。
レースは47周目に入り、先頭はマッサ。2番手のライコネンには10秒差をつけている。ライコネンはまだペースが上がらないが、ラップタイムは1分18秒4まで上げてきた。
クビサは46周目にピットイン。前をいく3番手のトゥルーリはまだコース上にステイ。これでトゥルーリが3位表彰台を得る可能性が高くなった。
しかしトゥルーリの7秒後方にはコバライネン。両者ともにあと1回のピットストップを残している。
トゥルーリは50周目にピットイン! 7.1秒で問題なく作業を終え、トゥルーリは4番手でコースに復帰した。
これでコバライネンが3番手浮上。マッサよりも速いペースで周回を重ねるコバライネンがプッシュしており、コバライネンの最後のピットストップ後に順位が決まるだろう。
コバライネンは6.8秒でピット作業を終えたが、トゥルーリの後ろ、クビサの前となる4番手でコースに戻った。トゥルーリは3番手をキープしたことになる。また2番手走行中のライコネンもピットストップを行った。
レースは53周を終え、先頭はマッサ。マッサは54周目にピットストップ。6.3秒という静止時間でコースに復帰、問題なくトップを維持した。
これでほとんどのドライバーがピットインを終えた。順位はトップがマッサ、2番手がライコネン、3番手がトゥルーリ、4番手がコバライネン、5番手がクビサ、6番手がウェバー。7番手にアロンソ、8番手にピケJr.となっている。ここまでが入賞圏内だ。
9番手のクルサード以下、グロック、ハミルトン、ベッテル、ハイドフェルド、中嶋、バリチェロ、ロズベルグ、ボーデ、フィジケラ、スーティル。すでにバトンはマシンを降りている。
残りが15周を切ると、わずかに雨が落ちてくる。各車のラップタイムも2秒から3秒ほど落ち始めた。すでに各車は最後まで走り切る燃料を積んでいるため、あとはコース上での争いとなるが、雨がその戦いにどのような演出効果を加えるのだろうか・・・?
59周目に中嶋がピットイン。これで全車がレギュラーのピットストップを終えたことになる。
3番手のトゥルーリと4番手のコバライネンが接近。差は0.7秒となっている。またコバライネンの背後にはクビサもつけており、トゥルーリは残り10周厳しい戦いとなりそうだ。
レースは64周目に入り、残りは7周だ。先頭のマッサはただひとり1分17秒台で走っている。2番手のライコネンは1分19秒フラットだ。
一方、3番手争いは激しさを増している。5番手クビサはコバライネンから少し離されてしまったが、4番手コバライネンと3番手トゥルーリの差はわずかに0.8秒。残り周回は4周となった。
すでに先頭マッサは2番手ライコネンに18秒差をつけ、クルージングモード。ライコネンも3番手トゥルーリに16秒差をつけた。
トゥルーリとコバライネンの3番手争いがヒートアップ! 残り2周のイモラシケイン進入で並んだが、コバライネンはシケインカット。トゥルーリの前には出れない。
そのままレースは終了し、マッサが優勝! 2位にはライコネンが入り、フェラーリはフランスGPを2年連続の1-2フィニッシュで終えた。
3位にはポジションを守り切ったトゥルーリ。これで2006年オーストラリアGP以来、トヨタが表彰台に上った。また先日トヨタのオベ・アンダーソン相談役が逝去したこともあり、感慨深い結果となった。
10番グリッドからスタートしたコバライネンが4位入賞。5位にはクビサが入り、6位にウェバー。7位には終盤にトラフィック処理で手間取ったアロンソをかわしたピケJr.。今シーズン初入賞を達成した。8位にはアロンソが入り、ルノーは母国グランプリで今シーズン初となるダブル入賞を決めて見せた。
パルクフェルメに止めたライコネンのマシンを見るとエンジン右バンクのエギゾーストが破損しており、これが中盤のタイム伸び悩みにつながったと考えられる。
トヨタのグロックは11位となり、ポイント獲得はならなかった。Honda Racing F1はバリチェロが14位、バトンはリタイア。ウィリアムズ・トヨタの中嶋は15位、ロズベルグは16位だった。
フランスGP決勝は19名が完走し、リタイアはバトンのみ。本格的なヨーロッパラウンドに入り、各チームの信頼性も上がったため、今後どのポジションでも激しい争いが展開されていくことになりそうだ。
次戦となる2008年F1世界選手権第9戦はイギリスGP。金曜フリー走行1回目は7月4日(金)の日本時間18時スタート。お楽しみに!
Kay Tanaka
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