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クビサ、29戦目での初優勝
カナダGP - チーム分析 - 決勝
09/06/08 12:46


Photo F1-Live.com

Zoom
序盤から飛ばしたハミルトンに
勝機があると思われたが・・・

さまざまな出来事が起きたカナダGP決勝は序盤に導入されたセーフティカーにより、1回目のピットストップを遅らせたドライバー、特に1ストップ勢に有利な展開となった。最終的にロバート・クビサが初勝利をつかみ、BMWザウバーも初めて表彰台の頂点を獲得。一方でチャンピオンシップ首位を争うドライバーたちは低迷した・・・。

BMWザウバー
ロバート・クビサ:優勝
ニック・ハイドフェルド:2位

スイス・ヒンヴィルにファクトリーを構えるBMWザウバーにとっては歴史的な1日になった。ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とキミ・ライコネン(フェラーリ)の接触によりアドバンテージを得たBMWザウバーは、初勝利を1-2フィニッシュというおまけ付きで達成したのだ。

「ルイス(ハミルトン)には、追突する相手に僕ではなくキミ(ライコネン)を選んでくれたことを感謝するよ」とジョークを述べたロバート・クビサが、初勝利を飾った。クビサはドライバーズチャンピオンシップでも首位に躍り出ている。

一方、途中で首位を走行していたニック・ハイドフェルドは1ストップに作戦を変更し、ソフトタイヤで大量の燃料を積みながら走ることになった。そのため序盤にクビサにポジションを譲る場面もあった。

“ついに達成した!”と喜びを表現しているのはBMWザウバーの決勝後プレスリリース。シーズン開幕前から初優勝を目標と語っていたが、シーズン7戦目にしてその目標を成し遂げてみせた。

レッドブル
デビッド・クルサード:3位
マーク・ウェバー:12位

シーズン序盤は低迷したデビッド・クルサードだったが、カナダGPでは3位表彰台に立った。しかし決勝後の記者会見では、将来について“考え込む”雰囲気があったことも確か。一方、第6戦までチームの総ポイントを獲得してきたマーク・ウェバーは12番手に沈んだ。彼の上位進出を妨げたのは2ストップ戦略とセーフティカー導入のタイミングであった。

トヨタ
ティモ・グロック:4位
ヤルノ・トゥルーリ:6位

シーズン開幕から結果を出せなかったティモ・グロックだが、ここカナダでついにポイントを獲得し、チームメイトのヤルノ・トゥルーリよりも上位でレースを終えた。グロックはセーフティカー導入後に一時期レースをリードする場面もあり、終盤にはフェリペ・マッサ(フェラーリ)の猛攻を耐え抜いて4位の座を得た。

一方のトゥルーリは複雑な気分だろう。残り数周というところまで5位を走行していたものの、前を行くグロックがラインを乱して失速し、それに影響を受けてスピードが落ちたところをマッサにかわされたのだ。

フェラーリ
フェリペ・マッサ:5位
キミ・ライコネン:リタイア

ファステストラップを刻んだもののチェッカーフラッグを受けることなくレースを終えたキミ・ライコネン。彼はピットレーンでルイス・ハミルトン(マクラーレン)に追突されたことに怒りを示しているはずだろう。このレースを終え、ライコネンはドライバーズランキング首位から7ポイント差をつけられ、4位に転落した。

一方、フェリペ・マッサはセーフティカー導入後のピットストップでライコネン待ちをしていたものの、給油リグのトラブルで燃料が入らないという事態に。そのため翌周に再びピットストップを行う羽目となった。それでもコース上でオーバーテイクを連発し、5位でチェッカーを受けている。


Honda Racing F1
ルーベンス・バリチェロ:7位
ジェンソン・バトン:11位

セーフティカー導入後、4位の座を堅持していたルーベンス・バリチェロ。しかし、その後トヨタの2台やフェリペ・マッサ(フェラーリ)にかわされてしまった。どうやらバリチェロは風邪を引いており体調が優れない中で闘ったようだ。「昨日はうまくレースが運ぶとは思わなかった」と振り返っている。

一方のジェンソン・バトンはレース前にギアボックス交換を実施し、ピットスタートを選択。結局マーク・ウェバー(レッドブル)とセバスチャン・ボーデ(トロ・ロッソ)の前となる11位フィニッシュとなった。

トロ・ロッソ
セバスチャン・ベッテル:8位
セバスチャン・ボーデ:13位

“ピットレーンからポイント獲得”と記されたトロ・ロッソの決勝後プレスリリース。セバスチャン・ベッテルはモントリオールで幸運をつかみ、ピットストップ時にトラブルが生じたもののポイントを獲得して見せた。

セバスチャン・ボーデは苦しんだ週末を象徴するかのように、完走した13台中最下位でゴール。「僕にとって最悪なレース、キャリアでも最悪の週末だった。こんなのは経験したこともないよ」と述べたボーデは、問題が生じていた路面に苦しんでいた様子だ。

マクラーレン
ヘイキ・コバライネン:9位
ルイス・ハミルトン:リタイア

ルイス・ハミルトンのカナダGPはスペクタクルに満ちたものだったと言えよう。週末を支配したハミルトンだったが、セーフティカー導入時のピットストップで、ピットレーン出口の赤信号を見落とした。そのため停止していたキミ・ライコネンのフェラーリF2008に激しく追突してしまい、リタイア。これでドライバーズチャンピオンシップ首位の座も失った。また追突の責任を問われ、次戦フランスGPでは10グリッド降格ペナルティを受ける。

難しい週末を過ごしていたヘイキ・コバライネンは、9位という成績に終わった。「早く忘れたいレースだ」と述べたのはメルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグ。

ウィリアムズ
ニコ・ロズベルグ:10位
中嶋一貴:リタイア

今週末のニコ・ロズベルグはフリー走行や予選で速さを発揮していた。しかしルイス・ハミルトン(マクラーレン)と同じく、ピットレーンの赤信号を見落として追突。スチュワードによって、ハミルトン同様に次戦フランスGPで10グリッド降格処分を受けることとなった。結局ロズベルグはパンクチャーなども抱え、10位でレースを終えている。

一方の中嶋一貴はセーフティカー導入後に一時期2位を走行するなど、上位入賞の可能性を感じさせてくれた。それでもターン10の入口で前を行くジェンソン・バトン(Honda Racing F1)に接触し、フロントウイングを破損。交換しようとピットに入ったものの、壊れたウイングがアンダーフロアに挟まってしまった。これで前輪が浮いたためにステアリングが切れず、ピットレーンのウオールにぶつかり、リタイアとなっている。

フォース・インディア
ジャンカルロ・フィジケラ:リタイア
エイドリアン・スーティル:リタイア

両ドライバー共にリタイアという結果に終わった。エイドリアン・スーティルは13周目にギアボックストラブルに見舞われ、コース上でストップ。これがセーフティカー導入の原因となった。一方のジャンカルロ・フィジケラは51周目にスピンを喫し、ストールしてしまったためにリタイアとなっている。

ルノー
フェルナンド・アロンソ:リタイア
ネルソン・ピケJr.:リタイア

セーフティカー導入後は上位に浮上したルノーの2台だが、ネルソン・ピケJr.はブレーキトラブルによって戦列を離れた。フェルナンド・アロンソはセーフティカー導入時にピットインするというチームの決定は“おかしい”と述べ、その決定が表彰台争いから自らを遠ざけたと考えていることを明らかにした。結局アロンソはクラッシュしてリタイアを喫している。

E.A. © CAPSIS International
Source: GMM
Kay Tanaka
RACING-LIVE Japan


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