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ハイドフェルドとクビサにとって特別なレース
カナダGP -
BMWザウバー
- プレビュー
31/05/08 08:57
Zoom
2007年カナダGPでBMWザウバーの
最高成績を残したハイドフェルド
カナダ・モントリオールにあるジル・ビルヌーブ・サーキットは市街地サーキットの1つと数えることができるものの、同じ市街地を舞台に争うモナコGPとは対照的なコースと言えるだろう。
6月8日(日)に行われるカナダGP決勝に臨むF1マシンには、モナコ公国で見られたようなウイングレットや追加のフィンなどを確認することはできないはずだ。
セント・ローレンス川の中州に設けられた人工島に位置しているサーキットはパーマネントトラック(常駐サーキット)ではないが、比較的高速のサーキットなのだ。直線区間での最高速を上げるため、空力セットアップは基本的にレスダウンフォース仕様とされる。
2007年カナダGPでは、ニック・ハイドフェルドが2位を獲得し、当時の若いBMWザウバーF1チームにとっての最高成績をたたき出した。また先週末のモナコGPでは、ロバート・クビサが2位表彰台に上がっている。これでチームは3位表彰台と2位表彰台に、それぞれ4回ずつ上がったことになるのだ。
しかしチームに在籍する誰もが、昨年クビサが経験した大クラッシュを忘れてはいない。彼が順調に回復して姿を見たとき、現在の安全技術は多大な感謝を捧げるべきものだと理解することができた。
2008年カナダGPでもBMWザウバーは同じように力強くありたいと願っているが、今年は神経をすり減らさないようなレースを求めているとも言えるだろう。
ニック・ハイドフェルド
「昨年のカナダGPは、僕にとって非常に特別なレースとなった。2007年で最も力強い走りを見せたんだ。予選は3番手につけ、レースは2位でフィニッシュしたからね。それでも、ロバート(クビサ)のアクシデントによって結果はあまり注目されなかった。彼が大丈夫だってことがわかってから、お祝いをすることができたんだよ」
「もちろん今年も予選でうまくやれることを願っている。エンジニアと協力し、タイヤが最も効果を発揮することができる温度まで十分に温めることができるようにしたいね。モントリオールでのレースは好きなんだ。街や雰囲気、サーキット自体を愛しているよ。とても高速なコースで、主にシケインとストレートから成り立っているんだ。比較的レスダウンフォース仕様で走行するわけだけど、ブレーキを酷使するんだ」
ロバート・クビサ
「モントリオールで行われる次戦を楽しみにしている。とても素敵な街だし、ファンは本当に熱狂的だから特別なレースだよね。レース週末中、街全体にF1が宿るんだ。モントリオールは前戦のモナコと比べ、完全に異なった特徴を持つサーキットだと言える」
「モントリオールはローダウンフォースサーキットだからね。ヘビーブレーキングする個所が多く、ストップ&ゴー・サーキットだから好きなんだ。モントリオールでは低速コーナーから完ぺきに立ち上がるために、優れたトラクションを持っていることが重要だ。パーマネントサーキットではないため、レース週末の始めは路面が低グリップだから特に気をつけないと」
「2007年は本当に大きなアクシデントを経験したけど、今でもモントリオールは大好きなサーキットのひとつなんだ」
マリオ・タイセン(BMWモータースポーツディレクター)
「われわれは2007年カナダGPに特別な思い出を持っている。ロバートは激しいアクシデントを経験したが、ケガをすることなく戻ってきた。一方ニック(ハイドフェルド)は2位となり、その時点でのチームの最高成績を記録したのだ。最も感情的になった週末だったと言えるだろう」
「モントリオールに行くのは楽しみ。コースはドライビングスキルの面でも技術的な面でもチャレンジングだからね。ロングストレートではエンジンがペースのカギを握るし、ほかのサーキットにはないぐらいモントリオールはブレーキに厳しい」
「雰囲気に関しては、このレースは最高潮に達すると言っていいだろう。ジル・ビルヌーブ・サーキットはセント・ローレンス川に浮かぶ島にあるというユニークなコース。地元の人々はF1に熱狂的なファンが多いし、モントリオールのダウンタウンは週末中、レース一色に染まる」
「それにBMWのファンも多い。カナダはBMWグループにとっても重要なマーケットなのだ。今年はアメリカGPがないため、残念ながら北米ダブルヘッダーという形ではなくなってしまった。モントリオールでもモナコで見せたポジティブなパフォーマンスを構築したい」
ウィリー・ランプ(テクニカルディレクター)
「長い直線とシケインの数々が組み合わさっているため、モントリオールはミディアムダウンフォースが必要とされるサーキットであり、われわれは特別に開発した空力パッケージを持ち込むことになる。改良されたフロントウイングに、完全新設計のリアウイングを投入する」
「ドラッグ(空気抵抗)を減らすため、われわれはいくつかの追加ウイングを取り外し、ノーズコーンについているものも撤去する予定だ。最高速が伸びていれば、最終シケイン手前の長い直線でオーバーテイクするチャンスがある」
「モントリオール以上にブレーキに厳しいサーキットはほかにはない。そのため、われわれは可能な限り大きいブレーキダクトを取り付ける」
「低速コーナーからの立ち上がりでいいトラクションを得られるよう、モナコと同じようにカナダGPでも最も軟らかいタイヤが投入される」
「またこのサーキットは、ドライバーにとって特に高い集中力を求める。わずかなドライビングミスも許されない。たくさんのウオールに囲まれているし、レーシングライン以外の路面は本当に汚れているのが常だからね」
© CAPSIS International
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