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傷心のスーティル
モナコGP -
フォース・インディア
- 決勝
26/05/08 02:52
Zoom
自らのパフォーマンスを見せつけたスーティル
モナコGP決勝におけるエイドリアン・スーティルのパフォーマンスはひときわ輝き、フォース・インディアはあと一歩でチーム初となるチャンピオンシップポイント獲得という競争力を示した。
ウエットからドライへコンディションが変化する中、しっかりと冷静さを保って走り続けたスーティルは、レース終盤に4位を走行していた。しかしセーフティカーラップが解除された67周目、スーティルは後方を走っていたキミ・ライコネン(フェラーリ)に追突されたのだ。
ライコネンはVJM01にぶつかり、マシンはリアタイヤのパンクチャーとリアサスペンションのダメージに襲われた。スーティルはピットに戻ったものの、残念ながらレース復帰は叶わずにマシンを降りた。
チームメイトのジャンカルロ・フィジケラにとっても残念なレースとなった。今週末はフィジケラにとってF1通算200戦目だったが、レースでのフィジケラはクラッシュやトラフィックを避けて最初のセーフティカー導入まで走行。しかしギアボックスに問題が発生し、36周目でリタイアせざるを得なかった。
フィジケラはマシンを止めるまで20台中8番手のファステストラップを刻んでいたが、その後4速ギアを失ってしまったのだ。
エイドリアン・スーティル
「あとわずかだったのに、信じられない。心に傷を負ったような感じだ。天国から地獄とはこのことだよ。すべてがファンタスティックだったのに、最高の結果を達成できないという事実を受け入れなければいけなくなったんだ。最高の戦略がうまく組み立てられ、もう少しで表彰台に手が届くレベル、ポイントを獲得できる範囲内にいたんだ。でも最後のセーフティカーラップが終わったとき、キミ(ライコネン)はブレーキング時にトラブルを抱え、僕のマシンに追突してきたのさ。それでレースはおしまい。本当にショックだよ。アドレナリンが高まっていたから、少し涙を流してしまった。うまく説明できないんだ。でもチームとして素晴らしい結果を残せそうだったことはとてもうれしく思っている」
ジャンカルロ・フィジケラ
「レース序盤はトラブルに巻き込まれないように注意を払っていたんだ。だけど1速ギアと2速ギアを失い、3速ギアで走らなければいけなかった。そんな状況でもラップタイムはコンペティティブだったんだけど、今度は4速ギアを失ってしまいレースを終えることになったんだ。チーム全体として考えても本当に残念だ。特にエイドリアン(スーティル)のパフォーマンスにもかかわらず、チームは5ポイントを稼げなかったんだからね」
マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)
「スポーツには最高の瞬間と最低の瞬間がある。残念なことに、今日のフォース・インディアはその両方の瞬間を体験したんだ。ジャンカルロ(フィジケラ)は難しい200戦目のレースを過ごした。レース後すぐに1速ギアと2速ギアを失ったものの、30周ほど走ったのは非常に印象的だったよ。しかし、その後4速ギアも使えなくなったため、リタイアするしか道はなかった。エイドリアンは速く、1ストップ作戦を使ってポジションを上げていった。彼をうまくコース上にとどめることができ、ドライコンディションのときにピットインさせることができたんだ。その後セーフティカーが導入されたが、ライコネンがエイドリアンに追突してリアサスペンションを破壊するまでは、うまくコントロールすることができていた。でもそれが人生だし、また同じことをやれると自信を持っているよ」
ビジェイ・マルヤ博士(チェアマン&マネージングディレクター)
「私のモータースポーツキャリアの中で最も悲しい瞬間だ。F1世界選手権でトップ5、しかもモナコでそれを達成できるというのはまさに夢だったが、最後の7分間、チェッカーフラッグまで残り5周以下というところでキミ・ライコネンのフェラーリがスーティルのマシンに追突したんだ。エイドリアン・スーティルは輝かしいレースを展開しており、ウエット状態で滑りやすいコンディションの中でマシンをコントロールしていた。世界中に対し、彼が才能にあふれた特別なドライバーであるということを証明して見せたんだ」
「フォース・インディア・フォーミュラ・ワン・チームのすべてのメンバーは、素晴らしいレース戦略とマシンセットアップを組み立ててくれた。われわれは非常に改善されたということを示すことができたし、競争力のあるチームであるとアピールできた。今日はチャンピオンシップポイントをマークするチャンスさえあったんだ。ジャンカルロ・フィジケラはこの週末中ギアボックストラブルに見舞われ、レースでは速いラップタイムを刻んでいたものの3つのギアを失ってしまった。さらなるダメージを防ぐために、彼をリタイアさせることにしたんだ。モナコでのこのパフォーマンスは、チームとドライバーにとって自信を大いに高める結果となったことだろう。非常に落胆しているもののそれをポジティブにとらえ、残りのシーズンでさらなる改善を施して決意を証明してみせる」
(c) CAPSIS International
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