戦略の違いが際立ったトルコGP
トルコGP - チーム分析 - 決勝
| 12/05/08 08:09 |
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2008年F1世界選手権第5戦のトルコGPは、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とフェリペ・マッサ(フェラーリ)の素晴らしいバトルが展開されたレースとなった。しかし後方ではいくつかのアクシデントもあり、何台かは利益を得ることなく難しいレースを送ることを迫られた。
フェラーリ
フェリペ・マッサはルイス・ハミルトン(マクラーレン)に3.7秒のマージンをつけてトップチェッカーを受け、同一サーキット3連勝を達成した。キミ・ライコネンは3位フィニッシュとなり、チャンピオンシップでは2位でゴールしたハミルトンと、浮上してきたマッサとの差が7に縮まった。1コーナーでヘイキ・コバライネン(マクラーレン)と接触したことでウイングにダメージを受けたライコネンは、ハミルトンに2位の座を明け渡してしまった。しかしレース中のファステストラップをたたき出したのはライコネンである。これでフェラーリは4戦連続勝利となり、今シーズンの勝率も80%に達した。
マクラーレン
予選後の記者会見で、タイヤ選択が間違っていたのではないかと述べたルイス・ハミルトン。確かに、3ストップ用に軽くしてあるマシンで、チームメイトのヘイキ・コバライネンに予選で上回られてしまったことが、その発言の原因になったようだ。それでもハミルトンはブリヂストンの意見を聞き入れて3ストップ作戦を敢行しており、昨年はタイヤトラブルに見舞われたトルコGPで、今年はタイヤをうまく使って2位の座を得ている。コバライネンのキャリア初のフロントロースタートは、1コーナーでメリットを失ってしまった。ライコネンと接触し、左リアタイヤのパンクチャーに見舞われたのだ。緊急ピットストップを余儀なくされたコバライネンは最下位まで転落。その後はオーバーテイクを重ねたものの、ポイント圏内まで戻ってくることはできなかった。
BMWザウバー
3位のライコネンからは18秒ほどの差をつけられたが、ロバート・クビサはまたも素晴らしいレースを展開して4位につけた。一方のニック・ハイドフェルドは9番グリッドからのスタートだったが、5位まで上げている。ウィリー・ランプ(テクニカルディレクター)は「この結果には満足だ」とコメントした。
ルノー
ルノーエンジンを積んだレッドブルのマーク・ウェバーと、フェルナンド・アロンソが“ビッグ3”の真後ろとなる6位の座をかけて争った。最終的に勝ったのはアロンソ、ウェバーに10秒の差をつけている。ネルソン・ピケJr.は残念なグリッドポジションにスタートミスが響き、最終的に15位フィニッシュ。しかしコバライネンとのバトルでは粘りを見せた。
レッドブル
「フェルナンド(アロンソ)は僕らよりも上だった」と語ったマーク・ウェバー。それでも4戦連続となるポイント獲得を達成し、2ポイントを持ち帰った。一方のデビッド・クルサードもポイントを懸けて争ったが、9位でゴールしている。
ウィリアムズ
ニコ・ロズベルグは素晴らしいスタートを見せ、11番手スタートを挽回した。「これ以上は無理」とはロズベルグの戦い後の弁である。一方の中嶋一貴は、F1キャリア初のリタイアを喫した。ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)に追突され、フィジケラのマシンは中嶋のすぐ頭上を飛んで行ったものの、幸いながら両者にけがはなし。中嶋は「なにが起きたのかわかりませんでした」とコメントしている。
トヨタ
ヤルノ・トゥルーリは1コーナーの混乱でポジションを3つほど落としてしまい、10番手に甘んじた。ティモ・グロックはトラフィックに邪魔されたようで、13位。山科忠チーム代表は「先頭集団とのギャップはまだまだ大きい」とコメントした。
Honda Racing F1
ジェンソン・バトンが11位、ルーベンス・バリチェロが14位というレース結果になったHonda Racing F1。バリチェロは257戦目の節目のレースを飾れなかった。しかしチームプリンシパルのロス・ブラウンによれば、チームはモナコに向けて“面白い見た目の”パーツを準備しているとのこと。今週行われるポールリカールテストでお目見えするはずだ。
フォース・インディア
ジャンカルロ・フィジケラは中嶋一貴のウィリアムズに追突し、1コーナーでレースを終えた。これについては「セバスチャン・ボーデ(トロ・ロッソ)が2回もラインを変更したから、正しくブレーキングができなかった」と釈明している。一方のエイドリアン・スーティルはセバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)を抑え、完走を果たした。
トロ・ロッソ
セバスチャン・ベッテルは17位でレースを完走し、今シーズン初めてチェッカーフラッグを受けた。しかしレースではトラブル続き。タイヤのバーストや給油が正しく行われないなどの問題があり、4度もピットストップを行った。一方のセバスチャン・ボーデは、ターン12で止まり切れずコースオフ。何かしらのマシントラブルを示唆している。チーム代表のフランツ・トストは「これでSTR2時代もおしまい」とうれしそうだ。
E.A. © CAPSIS International Source: GMM Kay Tanaka RACING-LIVE Japan

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