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ジョン・ハウエットQ&A
「究極の目標は勝つこと」
11/01/08 10:03
Zoom
2008年は飛躍の年にしたいトヨタ
Q
: 2008年の目標は? ジョン・
ハウエット:
まずは2007年より格段に成果を上げていく必要がある。我々の究極の目標は勝つことにある。現在我々には他のトップチームと同等の必要なハードとリソースがあり、結果を出すには全体のパッケージと性能を向上させるために努力し続けることが必要だ。そうすれば結果は自ずとついてくる。我々のTF108は明らかに改善されており、私には劇的に、そして継続的に改善されていると感じられるが、それはライバルチームも同じだ。つまり他と比較してどのくらい進化したかが最重要である。ライバルチームよりもハードに、そして賢くに作業をしていく必要がある。
Q: TF108の開発に際しチームはどう対応しましたか?
ハウエット:
開発は妥協を許さずに進められて来たが、それは高いレベルの競争の続くF1には必要なものだ。鍵になったのは、主な要素のどの部分が性能向上に繋がるかを探し当てて、そこにより多くのリソースを投入することだ。我々は性能に大きく貢献する空力のような特定のエリアにおいてさらに理解を深め、その部分への開発にリソースを投入している。その結果、2008年は良い状態でスタートが切れそうだということに疑問はないが、常に気を緩めずハードワークを続けて行く。
Q: チームのモチベーションはどうですか?
ハウエット:
チームはスタッフが全員非常に忠実で、勤勉だ。彼らは非常によく働き、さらなる結果を望めば、それ以上の結果を出してくる。F1で仕事をしている人は、誰しもこのスポーツにかかわれることを誇りに思うべきだ。我々のチームは非常に士気が高く、ハングリー精神を持っているチームだ。良い結果はチームの状況をより良くするだろうが、F1では挑戦し、落胆することがあるからこそF1での成功はより大きな喜びに繋がる。
Q: 2007年シーズン中チームはどのように成長し発展しましたか?
ハウエット:
我々は成長したというより既存のチームを強化した。規模こそ昨年とあまり変わらないが、設備やノウハウを強化し発展させて来た。空力に大きな重点が置かれたが、同時にパッケージの全ての部分から最大限の性能が搾り出された。特にスタンダードECUや4戦用ギアボックスの変さらによりエンジンと駆動系にも重点が置かれた。
Q: 比較的新しいチームとして勝つことは難しいですか?
ハウエット:
歴史的に見ると明らかに長い間活躍しているチームが優勝している。確かに適材適所を探り当て、すべてを一つにまとめ上げて組織を作り上げるには時間がかかる傾向がある。しかし我々はそのような言い訳を使うつもりはない。
Q: チームにとってトヨタ・ウェイはどのくらい重要ですか?
ハウエット:
誰もが必ず改善や継続的改善を思い浮かべるが、それらは一つの要素に過ぎない。少しずつ改善して行くというより、もっと革新を促すコンセプトだ。すべてに疑問を持ち、よりよくその作業をこなす方法を探ることは発展と革新に繋がる。これはトヨタの精神である。トヨタは製品や製造設備に非常に進んだ技術やプロセスを擁している。しかし、人々はまだトヨタの優れたチャレンジング・スピリットを理解していないと私は思っている。F1において、勝つことそして金で成功を買い取るようなやり方は決して望んでいない。すべてをトヨタ・ウェイで作り上げることに意義がある。より開かれた評価システムを導入し、チームを一から作り、あらゆる機会を生かし、そこから学ぶ。我々のアプローチは他と違うが、それはまだまわりからは正しく理解されていない。このチャレンジング・スピリットというトヨタの一面は、まだ認識されず、理解されず、真価を認められていないが、F1を通じて、より多くの人に評価されることを望んでいる。
Q: 2007年の問題点は?
ハウエット:
レースカーTF107はレース結果が示すよりも競争力は高かったと私は思っている。安定した結果を残すことができなかった。その原因の一つはスタートにあった。予選と同じ順位で1周目を走り抜けなければ、その後はそのままの順位でレースを走り続けることになりがちだからだ。レーシングカーはライバルよりも相対的に速い必要があり、信頼性のトラブルもなくさなければならないが、2008年へ向けて大きな優先度を持っている問題は、スタートでのパフォーマンス向上だ。
Q: ティモ・グロックと契約したことについてどう考えますか?
ハウエット:
GP2におけるティモ・グロックの実績がすべてを語ると思う。2006年後半にヨーロッパでのレースに戻ってからの彼は多くの活躍を見せ、ルイス・ハミルトンとも非常に高いレベルでレースを戦った。昨年は多くの技術面でのトラブルが発生したにもかかわらず、GP2を完ぺきに支配する速さを見せた。ティモ・グロックはGP2シリーズでトラクションコントロールなしのレースカーに慣れており、新しい規則が適用される今シーズンにおいて優位になるだろう。また、違うタイプのレースであるチャンプカーでの経験により、精神的な強さも得て来ていると思う。私の見る限り、彼はまだ若く、ハングリー精神があり、技術的な知識もしっかりしているし、昨年の実績は言うことがない。彼がチームにどのような貢献をもたらしてくれるのか楽しみだ。
Q: 小林可夢偉がサードドライバーとして参加することについての感想は?
ハウエット:
彼はティモ・グロックよりさらに若く、さらにハングリー精神が旺盛だ。これまでのレース実績も確固たるものだ。才能に溢れたドライバーであり、今から彼をチームと溶け込ませることは良いことだ。シーズン中のテスト制約がそれを可能にしている。我々は小林可夢偉と組むのを楽しみにしている。
(トヨタ自動車 プレスリリースより)
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