山科忠Q&A
2008年の目標は「結果を大きく改善する事」
| 11/01/08 09:53 |
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Q: 2008年とその後の目標は?
山科忠氏(以下、山科): もちろん最終目標は表彰台の中央に立つことだ。我々は勝利することを目指してF1に参戦しており、なるべく早くそれを実現したい。2008年へ向けた明確な目標は、結果を大きく改善する事だ。我々は昨シーズンの結果に満足していない。ドライバーはいつもポイント圏内で完走することを目指し、表彰台にチャレンジすべきだ。チームとしての我々の責務はその目標が達成できるようなF1カーをドライバーに与えることだ。エンジニアやデザイナーは可能な限り最高のF1カーを開発するために努力を惜しまず、作業は常に続けられている。チーム全員が前進することに集中している。シーズン中もずっとF1カーを改善するべく努力を続ける。
Q: TF108の開発についてはどう考えていますか?
山科: 空力とシャシー部門はこれまでTF108の開発に良い貢献をして来た。TF107に比べ、TF108は大きく前進したF1カーになることを期待しているし、風洞実験やシミュレーションでの結果は良くなってきている。このことは非常に幸先が良い。新しいF1カーを見ればたくさんの変更が施されたことが明らかだ。シャシーも異なるものとなり、新しい空力概念も導入されたが、今のところ、すべてはスケジュール通りに進行している。
Q: チームはどの部分の改善に重点を置きましたか?
山科: 2007年の我々の走りを研究し、どこを改善すべきか見いだせたと信じている。さらなる空力面の改善とチームコントロールの改善を期待しているが、チームはどのような改良が必要なのかよく分かっているので見通しは明るいと考えている。
Q: チームは改善するためにどのくらい一生懸命働いていますか?
山科: チームの努力は並大抵ではない。昨年のブラジル戦でのピットクルーの活躍を見ればわかると思う。シーズン最後のレースだったにもかかわらず、土曜日の夜と日曜日の朝に、ピットストップの練習をしていた。他のチームのすべてがこうした練習をしていたわけではないので、チームの努力を私は誇りに思う。工場では皆士気が高く、いつも継続的な改善を目指して最大限の努力をしている。チームワークには感心させられており、日々の職場におけるコミュニケーションはどんどん良くなっている。各部門間のコミュニケーションも良く、TF108開発のプラス要因になっている。木下義明、パスカル・バセロン、ルカ・マルモリーニに率いられた開発を担当するエンジニアチームも優れている。経験と新しい考えが良い具合にミックスされている。皆一丸となって働いていることに私は満足している。ここには本当のチーム精神がある。
Q: 2008年の見通しは明るいでしょうか?
山科: その通りだ。理由はいくつかある。まず、我々は勝ちたいと強く望んでいて、これまでのシーズンよりこれが強く伝わって来ている。また、技術チームとマネージメントチームが力を合わせ、たゆみなく努力を続けており、車両性能を向上させる革新的なコンセプトにとりかかれる確固たる基盤となっている。
Q: 2008年ドライバーラインナップについての感想は?
山科: 私は2008年のドライバーラインナップに興奮している。ヤルノ・トゥルーリは経験を多く積んで来ているし、成功に必要なスピードを持っている。ティモ・グロックはGP2でファイティングスピリットとレースの才能を見せてくれており、我々は彼がこの仕事に適役だと思っている。小林可夢偉はF1ドライブのポテンシャルを証明してくれており、挑戦への準備はできているだろう。
Q: チームの将来をどう思っていますか?
山科: このチームは大きな可能性を秘めている。適材適所に人材と資源が割り当てられており、多くの理由で見通しは明るいと思っている。もちろん、我々はこれまでF1を6シーズンを戦って来ており、トヨタファミリーやトヨタのファンは我々を応援し続けてくれた。我々には非常に大きな期待がかかっているが、昨年はそれに応えることができず、サポーターにも、我々自身にとっても、残念な一年となってしまった。我々は今年、非常に高いところに基準を置いた。今シーズンこそ我々はF1のトップと対等に争えるということを証明したい。そして、大きな期待に応えたい。それが私達の望みだ。私はチームやドライバーがその期待に応えられると信じている。
(トヨタ自動車 プレスリリースより)
F1-Live.com RACING-LIVE Japan

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