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ブリヂストン、シーズンを振り返る
単独サプライヤーとして臨んだ初シーズン
18/10/07 16:12
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満足のいくシーズンを過ごしたブリヂストン
今シーズン最後のブラジルGPが開幕しようとしている。このレースでブリヂストン・ポテンザ・タイヤでの8回目のF1ドライバーズ・チャンピオンが決定することになる。
今シーズンは全チーム・ドライバーにまったく同じブリヂストン・タイヤが供給されており、このことが最終戦までチャンピオンシップ・バトルをもつれさせ、3人のドライバーが王座に名乗りを挙げるというエキサイティングなシーズンを演出する要素となった。
ブラジル戦を前に、表彰台12回、優勝4回を記録したマクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが107ポイントでポイントランキングのトップを走っている。表彰台10回、4勝を挙げたチームメイトのフェルナンド・アロンソが、103ポイントでハミルトンを猛追。もう1人のチャンピオン候補は、表彰台11回、5回の優勝を飾り、100ポイントを獲得しているフェラーリのキミ・ライコネンだ。
過去6シーズンにわたり、タイヤ競争を経験したチームにとって、各マシン・ドライバーが同じブリヂストン・ポテンザ・タイヤで戦う今シーズンは大きな変革となった。スポーツ自体へのアプローチが変わると同時に、チーム間の差が縮まってきている。
「ブリヂストンにとって、今年はとても良いシーズンで、ブラジルで3人のドライバーにワールド・チャンピオンの可能性があるというのは、非常にエキサイティングな光景だ」
とブリヂストン・モータースポーツ オペレーション・マネージャー、キース・ファン・デ・グリントは語る。
「今年のラップタイムはここ最近見られなかったほど接近していて、そのことにブリヂストンは大いに貢献している。タイヤが競合していた頃とは違い、タイヤがレースの決定的要素にはならなくなった。その代わりに、ドライバーのスキル、コンストラクターとチーム戦略の力が試されるようになった」
3人のドライバーが王座獲得の可能性を残してシーズン最終戦に臨むのは1986年以来のことで、ブリヂストンがF1にフル参戦する11年前のことである。
一方、コンストラクターズ・チャンピオンショップの方はすでに決定しており、スクーデリア・フェラーリ・マールボロがブリヂストン・タイヤで7回目のタイトルを手中に収めている。
ミシュランの撤退後、ブリヂストンは全チームへタイヤを提供するため、レースタイヤの供給キャパシティを増強しなければならなかった。
各チームごとに、それぞれのサーキットに合わせて異なるタイヤを供給していた以前の状況とは違い、今シーズンは全チームが1年を通して同じタイヤを使用している。ブリヂストンにとっては、方向転換が必要だった。
「今年は競争の中で行われるようなコンスタントなタイヤ開発ではなく、むしろタイヤの一貫性が重視された」
とファン・デ・グリントは語っている。
「シーズン全体をカバーできる4つのコンパウンドを製造し、各チームがそれを生かしたマシン開発を行えるよう、1年を通して維持された」
「また、今年はルール変更があり、ドライバーたちはレース中に2種類のコンパウンドを使用することが必要とされた。これもレースの中で1つの要素となった」
今年、ブリヂストンは5万本以上のF1タイヤを生産したという。
「毎レース、2,200本のタイヤを持ち込み、さらにテストやデモンストレーション用のタイヤも必要になる」
とファン・デ・グリントは説明している。
「大掛かりな物流運営が必要で、ロジスティックスからタイヤ製造、トラック記号、ホスピタリティ、マーケティングその他を含む、このF1プログラムにブリヂストンは相当のリソースを費やしている」
11チームと22人以上のドライバーがシーズンを通して同じタイヤを使用するということで、常に全員を喜ばせようとすることは難しい課題になると考えられた。
「この点でわれわれはよくやったと思うが、全チーム、全ドライバーを常に満足させることは難しい」
とファン・デ・グリントも言う。
「われわれのタイヤとテクニカル・サポートには常に満足の声が寄せられたが、特定のサーキットにおいて、必ずしも我々のタイヤ選択が全員に喜ばれたわけではなかった」
「もちろん、改善の余地はあるし、われわれは常にベストであることを目指している。シーズンが終わったら1年を振り返り、改善点を検討する。たとえば、大部分のサーキットでのタイヤ選択には満足しているものの、来シーズン変更の可能性がある場所も1、2カ所ある」
2008年は、2010年までの単独タイヤ供給の合意の下で供給を行う初年度となり、ブリヂストン、ドライバー、チームには2つの新しいサーキットが待ち受けている。
新しくカレンダーに加わるバレンシアとシンガポールは、いずれも市街地コースとなっている。トラクション・コントロールが過去のものとなり、エンジンのスタンダードECU化によって、ドライバーのインプットがタイヤ・マネージメントにおいてより重要性を増す。
「来年は2つの未知のサーキットがあり、バレンシアとシンガポールのタイヤチョイスについてはシミュレーションに頼らなくてはならない」
とファン・デ・グリントは語る。
「来シーズンも2007年同様にエキサイティングなシーズンになるだろう」
統計では、今シーズン終了時点でF1におけるブリヂストン・タイヤの優勝回数は、11年間の参戦で121回に上る。ポテンザ・タイヤによるポール・ポジションは113回を数え、116回のファステスト・ラップ、そして320回の表彰台を獲得することになる。
だが、世界中のレースファンがかたずをのんで見守っているのはやはり、間もなく始まる今年の最終戦だろう。ここで栄冠を手にしたドライバーは、ミカ・ハッキネンやミハエル・シューマッハと並び、ブラジルでブリヂストン・ポテンザ・タイヤを使い、F1ワールド・チャンピオンになったドライバーとして歴史に名を残すことになる。
「ミハエルとミカはどちらも偉大なチャンピオンだった」
とファン・デ・グリントは語った。
「同じように偉大なチャンピオンオンが、ブラジルで誕生することになるだろう」
Source Bridgestone
(C) CAPSIS International
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